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来週の為替予想(米ドル/円)「ゲリラ介入の目標地点は!米ドル/円はまだ買い目線」ハロンズ FX 2024/5/3

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2024年5月2日 14時14分

ゲリラ介入の目標地点は!米ドル/円はまだ買い目線 

米ドル/円、160円台から153円へ暴落

4月29日、昭和の日の祝日で本邦勢が休暇中、ショートカバー主体に160.219円まで急騰。高値圏からは、政府・日銀による円買い介入と思われる動きで、欧州タイム序盤に154.505円まで下げました。その後、米国の雇用コスト指数の上振れから、米ドル/円は158円付近まで持ち直したものの、FOMCで量的引き締めペースの減速を決めたため上値が限定される中、再びまとまった売りが持ち込まれると、米ドル/円は153.011円まで下げ幅を拡大するなど、上下に荒い展開となりました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FOMCライブ解説、深夜でも仲間と一緒にFX! (2024年5月2日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

150円割れまでの余力残したい

利上げに慎重な日銀に対して、利下げの後ずれ感が強いFRBと、日米の金融政策を見比べれば当然ながら円安・米ドル高が進展しやすい環境と考えるのが妥当でしょう。この点では、米ドル/円は押し目買いスタンスが基本的な行動パターンと考えられ、160円台定着が次第に現実味を増していくように感じられます。しかしながら、ゲリラ介入(当局は介入を認めておらず、本当のところは判断できませんが)とも呼べそうな流動性の低い時間帯での大規模な円買い出動が、すんなりと円安・米ドル高の流れを許してくれません。先ずは、本邦財務省がどのレベルまで米ドル/円のレベルを引き下げたいのかを見極めることが最優先事項と考えられます。

個人的には、直近、レジスタンスだった152.000円ないしは、そのひとつ前のレジスタンス水準だった150.000円の内、切の良い150.00円を目指しているのではないかと考えています。実際そこまで下げるかは分かりませんが、米ドル/円のロングポジションの長期ホールドを想定するなら、この水準まで待つか、そこまで余力を残しながらのポジション構築を心掛けたいと考えます。また、短期で仕掛けるなら、大きく下押しした場面からの反発局面を少額ずつ丁寧に買っていく感じでしょうか。

21日線を支持線とした上昇イメージだが(テクニカル分析)

米ドル/円は部分的なノイズはあるものの、巨視的には151円-158円に広がる上昇チャネル内での値動きと捉えるのが妥当なようです。そのため21日移動平均線(1日時点で154.196円)をサポートラインとした上昇トレンドがイメージしやすいです。ただし、チャネル上限を一度達成して調整局面に差し掛かりつつある様子も見受けられるため、21日線のサポート力は限定的と考えておくべきかもしれません。このレベルを下回れば、次は151円付近のチャネル下限まで調整圧力が強まる危険はありそうです。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:151.000-158.000

5/6 週のイベント:

スケジュール

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一言コメント

GW後半も天気が良いようでなりよりですが、もうすでに通勤電車内では蒸し始めており、夏が近づいている感が否応なく伝わってきます。あの暑い状況を思い出すと、少し憂鬱になります。

 
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