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米長期金利の低下を受けて、為替市場ではドル安・円高が進行。ただ、157円台で推移していたところから一時153円台に突入するなど振れ幅が大きくなっており、介入が入ったとの見方が浮上している。足元では155円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて245円安の37965円、ドル建てが230円安の37980円で取引を終えた。
米10年債利回りは低下したが、ナスダックは下落で終えた。米半導体株の大幅安や為替の急変動は警戒材料となる。あす3日には米国で為替や米金利を刺激しやすい4月雇用統計が発表される。CME225先物は下振れスタートを示唆しており、日本株は4連休を前にリスク回避の売りに押されると予想する。米金利が低下する中でも半導体株は買いづらい。また、NY原油が1バレル=80ドルを割り込むなど大きめの下げとなっており、市況関連も買いづらい。パウエルFRB議長の会見内容がマーケットフレンドリーであったことから安寄り後の売り圧力は限定的とみるが、決算発表銘柄以外は売り買い自体が手控えられるだろう。場中はマイナス圏でのもみ合いに終始すると予想する。日経平均の予想レンジは37800円-38200円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ