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ドル円見通し|158円到達。金曜「介入なし」にあ然…リスク面で一番やってはいけない事 2024/4/29(月)井上義教

配信期間が終了しました。
最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。

動画配信期間:2024/04/29~2024/07/29

大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!

目次

0:00 はじめに 金曜「介入なし」は致命的 日本の将来に危惧
2:35 ドル円 分析 加熱した上昇
3:03 ユーロ円 分析
3:17 ポンド円 分析
3:43 豪ドル円 分析
4:28 いま一番いけないこと
5:18 介入の可能性は忘れてはいけない
5:42 ユーロドル 打診売りの余地
6:35 ポンドドル 豪ドルドル 分析
7:00 SP500 分析 チャートしっかり
7:50 まとめ

要約・まとめ

先週の相場は、日本政府・日銀が介入しなかったことで円に大きなダメージを与え、主要通貨ペアが軒並み円安となりました。これだけ円安が進むと、私たち日本人の資産や将来のキャッシュフローに影響があるのではないかと危惧しています。政治家も私たち自身も、生産性向上に無策であることを反省すべきだと感じました。

ドル円、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、いずれも長期移動平均線から6〜8円程度乖離し、かなり加熱した状態にあります。ここで下がったからといって買いに入るのは危険で、為替介入の可能性も考慮しながら慎重に見極める必要があるでしょう

ユーロドルは上昇しやすい基調にあるものの、ポンドドルやオージー米ドルは戻りが大きく、クロス円で売りを入れるにはまだ判断が難しいと思われます。

株式市場についてはS&P500を取り上げましたが、先週は下げ止まりから下値を切り上げる動きが見られ、若干の上昇の可能性もあるかもしれません。ただし、金利水準が高いので楽観視はできません。

全体的に不透明感が強い相場ですので、損切りとリカバリーのタイミングを早めに設定するなど、リスク管理を徹底することが大切だと考えます。

FXにせよ株式にせよ、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を織り交ぜながら総合的に判断していくことが求められる難しい相場展開だと言えるでしょう。

 
井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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