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ただ、独・仏などユーロ圏の主要国PMIがサービス部門の強さを支援にユーロ買いの材料となった。その後を受け、もし米国のPMIが弱さを意識させる結果となれば、欧・米PMIの強弱のコントラストが、対円も含めたドルの弱含みにつながる可能性がある点には注意したい。
加えて、23時発表の3月米新築住宅販売件数も弱い結果となれば、一層のドル円伸び悩みを誘うことになりそう。住宅関連の指標は、景況判断の焦点となる消費動向に波及効果がある材料とされる。
その後2時に行われる米2年債入札後の金利の推移にも注意したい。米連邦準備理事会(FRB)金融政策の方向性に影響されやすい米2年債金利の上下がドル相場の不安定な振れにつながることも考えられる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、オプション(OP)バリア観測の節目155.00円や次にOPが控える155.40円・155.85円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、153.73円へ小幅に切り上がった日足一目均衡表・転換線。
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ