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金(ゴールド)は最高値更新後に急落。イラン報復攻撃への警戒感で値が荒い(XAU/USD 市況と分析)2024/4/15

 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動きまとめ

4月12日のNY金先物市場で金6月限は小幅続伸となった。COMEXの金先物6月限の終値は前営業日比1.40ドル高の1オンス=2374.10ドルだった。取引時間中はイランによるイスラエルへの報復攻撃への警戒感から買いが優勢となり、一時は2448.60ドルまで上昇し史上最高値を更新した。

しかし、その後はイランの動きに他の武装組織が続かないとの見方から利食い売りに押され、通常取引終了後の時間外取引では2350.60ドルまで下落する場面もあった。金スポット相場も同様に、一時は2431.52ドルまで上昇したものの、上げ過ぎとの見方から反落した。

金価格は週間ベースでは4週連続の上昇となる公算が大きく、2023年初来の長期的な上昇局面にある。ただ、相対力指数(RSI)は買われ過ぎと見られる水準を大きく超えており、手仕舞い売りや調整局面入りも意識されている。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

金

日足チャート

金(ゴールド)日足チャート

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで価格は移動平均線の上に位置し、上昇トレンドを示す。また、相場の過熱感をはかるRSIは、70近辺へ低下してきた。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

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金(ゴールド)の上昇・下落要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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