S&P500CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」での銘柄名:米国SP500)について、現在までの推移とこの先のポイントについて短時間で確認できるよう簡潔にまとめました。
※最新のS&P500レポートはコチラ
ここまでのS&P500の値動き まとめ
4月11日の米国株式市場、S&P500種株価指数は前営業日比38.42ポイント(0.74%)高の5199.06で取引を終えた。この日発表された米3月生産者物価指数(PPI)の伸び率が市場予想を下回ったことから、インフレ鈍化への期待が高まり、株価は大幅に反発した。
PPIの結果について、アナリストは前日の米3月CPIよりも穏やかな内容で「ソフトランディング(軟着陸)」を支持するものだったと指摘。前日の株安は行き過ぎだった可能性があり、自然な反発が入ったとの見方を示した。
ただ、ニューヨーク連銀総裁が「極めて近い将来に金融政策を調整する明確な必要性はない」と発言するなど、FRB当局者からは依然として利下げに慎重な姿勢が示されている。
セクター別では、情報技術が大きく上昇した一方、金融株は下落した。ハイテク大手を中心とした値がさ株の反発が目立った。
市場の関心は、これから本格化する1-3月期の米企業決算に移りつつある。12日にはJPモルガン・チェースやウェルズ・ファーゴ、シティグループといった大手銀行の決算が控えている。堅調な企業業績への期待から、ハイテク株を中心とした株高の流れは来週も続きそうだ。
S&P500種の予想PERは過去10年平均を20%上回る水準にあり、割高感が意識されている。良好な決算内容が株価バリュエーションを正当化できるかどうかに注目が集まっている。
ブルームバーグのデータによれば、いわゆる「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる主要ハイテク7社の1-3月期利益は前年同期比38%増が見込まれている。アップルは新型Mac発表を好感して大幅高となるなど、個別材料にも敏感に反応した。
物価指標の落ち着きと、企業業績の拡大継続が、株高の持続力を左右しそうだ。
最新のS&P500CFDチャート(外為どっとコム「CFDネクスト」)
30分足チャート
日足チャート
日足チャートを見ると、10日移動平均線は緩やかな右肩下がりが続き、終値は移動平均線の下に位置している。相場の過熱感をはかるRSIは、「売られすぎ」とされる30から基準の50に向けて増加している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
米国SP500 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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S&P500の上昇・下落要因
上昇要因
経済指標の改善: 雇用統計、GDP成長率、消費者信頼感指数などの経済指標が良好な場合、市場の信頼感が高まる。
企業業績の向上: S&P 500を構成する企業の業績(収益、利益など)が予想を上回る場合、株価は上昇する傾向にある。
低金利環境: 金利が低いと、投資家はよりリスクのある資産(株式など)に投資しやすくなる。
政策的支援: 政府や中央銀行(FRB)による経済刺激策や金融緩和策が市場を支える場合がある。
技術革新: 新技術や産業のイノベーションが将来の成長への期待を高める場合がある。
外国からの資本流入: 外国投資家による米国株への投資が増加すると、株価は上昇しやすい。
下落要因
経済指標の悪化: 経済指標が悪化すると、経済の先行きに対する懸念から株価が下落することがある。
企業業績の悪化: S&P 500を構成する企業の業績が予想を下回ると、株価は下落やすい。
金利の上昇: 金利が上昇すると、借入コストが増加し、企業の利益に悪影響を及ぼす可能性がある。また、安全資産へのシフトが起こる可能性もある。
地政学的リスク: 戦争、テロ、政治的不安定などの地政学的リスクが高まると、市場のリスク回避姿勢が強まる。
規制の変更: 企業活動に影響を与える法律や政策の変更が予想される場合、市場は不確実性を嫌って株価が下落することがある。
市場の過熱: 株価が実体経済と乖離して過熱感がある場合、調整が入りやすく、下落につながることがある。
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