金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
4月11日のニューヨーク金相場は、COMEX金先物6月限が前営業日比24.30ドル高の1オンス=2372.70ドルと反発し、2営業日ぶりに史上最高値を更新した。
金価格の上昇は、この日発表された米3月生産者物価指数(PPI)の伸び率が市場予想を下回り、インフレ圧力の緩和が示唆されたことが主因だ。前日に発表された米3月消費者物価指数(CPI)が予想以上の伸びとなり、FRBの利下げ観測が後退していたが、PPIの結果を受けて市場心理が一定程度落ち着いた格好だ。
アナリストは「前日の強いCPI統計を、PPIがある程度和らげた」とコメント。また金融市場のリスクや地政学的な懸念に対するヘッジ需要が金相場の支援材料になっていると分析した。
時間外取引では、利食い売りに押される場面もあったが、買い優勢の展開が続いた。米長期金利の動向を意識した買いが入り、上げ幅を拡大。1オンス=2394.90ドルまで上昇した。
欧州中央銀行(ECB)が利下げを示唆したことも、金相場の追い風となった。
金は長期的な上昇トレンドにあり、足元の堅調な推移は、インフレや地政学リスクに対する投資家のヘッジ需要の高まりが背景にあるとみられている。ただ、直近の上昇ペースが速いことから、短期的な調整局面入りを警戒する向きもある。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで価格は移動平均線の上に位置し、上昇トレンドを示す。また、相場の過熱感をはかるRSIは、80近辺で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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