
ドル円は足元153円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて225円高の39635円、ドル建てが255円高の39665円で取引を終えた。ECB理事会では政策金利は据え置きとなったが、ラガルド総裁からは会見で6月の利下げを示唆する発言が出てきた。
ダウ平均は下げたものの、ナスダックが非常に強い動きを見せており、日本株はナスダックの史上最高値更新を好感した買いが入ると予想する。米国の10年債利回りは小幅に上昇。2年債利回りは小幅に低下している。グロース株が上昇を先導すると思われるが、米国の金利水準が大きく低下しているわけではないため、大型半導体株など業績期待の高い銘柄が好まれるだろう。CME225先物からは高寄りが想定される分、寄った後の上値は限られるとみるが、プラス圏でしっかりとした動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは39500円-39800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ