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強いCPIを受けて米長期金利が大きく上昇し、米国株も大きく下げたことから、リスク回避の売りに押されるだろう。円安が進んでおり、これがどれだけネガティブな影響を吸収できるかがポイントとなるが、急速な円安は政府・日銀による介入の警戒を高める。本日は欧州でECB理事会が開催され、利下げに対する示唆があれば欧州の長期金利の低下が期待できる状況ではある。一方で、米国では生産者物価指数(PPI)の発表があり、米国の長期金利が一段と上昇することに対する警戒も強い。10日の米国株は長期金利急上昇のインパクトからすると下げが甘い印象があり、日経平均は安く始まった後も下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。予想レンジは38800円-39300円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ