このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性のある要因について詳しく解説します。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
X(Twitter): https://twitter.com/KandaTakuya
対メキシコ直接投資が急増
メキシコでは海外自動車メーカーによる投資が加速している。先週13日には中国電気自動車(EV)大手BYDがメキシコに工場の建設を検討していることを明らかにした。巨大市場の米国に隣接するメキシコは、地の利のみならず米国向けの輸出が税制面で優遇される上に人件費が安く済むことから製造拠点として選好されやすい。特に、米政府が高関税を課している中国の企業から見れば大幅なコスト削減が可能となる。なお、16日にはドイツ自動車大手フォルクスワーゲンもEV事業への追加投資としてメキシコ中部プエブラ州の工場に10億ドルを投入すると発表した。
昨年(2023年)1月から9月における海外からメキシコへの直接投資は329億ドルに上り、3カ月を残した段階ですでに前年の9割に達している。昨今の報道を見る限り2024年の直接投資も高水準を維持する公算が大きい。堅調な対メキシコ直接投資はペソ相場を支える要因のひとつとして、今後も市場に意識されるだろう。
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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