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最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。
動画配信期間:2024/02/19~2024/05/19
大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!
時間がない方向け「ポイント要約」
目次
0:00 今回のダイジェスト
0:23 ドル円分析:円安進行だが取りにくい
1:47 ユーロ円分析:若干上を見やすくなった
2:36 ポンド円分析:買いは買いだが…
3:14 豪ドル円分析:買いで良さそう
3:50 対円相場分析まとめ:買いで攻めざるを得ない状況
4:23 対ドル相場分析:下がりにくい状況
6:17 トレード戦略:対円の買い
6:42 【PR】口座開設特別キャンペーン
ドル円分析:円安進行だが取りにくい(要約)
相変わらず、難しい相場が続いています。ドル円の日足を見ると、年明けから円安に動いたのですが、これちょっと取りにくいんですね。長期の移動平均線の下側で戻してる動きです。
【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】※2024年2月18日 23:25頃
最新の為替チャート|ドル/円(USDJPY)|日足」はこちら
高く引けて、いざ上かと思ったら先週も水木と売られて、金曜日は陽線で一応は高く引けてますけど、なかなか対峙しにくい相場が続いています。対円の通貨ペアを見ると、現時点ではやはり円安の方に行くのではないかなと、チャートからはそういう判断ができると思っているんですが、一筋縄ではいかない相場が続いている印象ですね。
ユーロ円分析:若干上を見やすくなった(要約)
ドル円は先週まで対円の通貨ペアを先導するような形だったんですけど、ユーロ円チャートの見立てとしては、ドル円よりもユーロ円の方が若干ですけど良くなってる印象です。
【ユーロ/円(EUR/JPY) 日足チャート】※2024年2月18日 23:25頃
最新の為替チャート|ユーロ/円(EURJPY)|日足」はこちら
先週も水木と下の方を試しましたが下ヒゲで戻していますし、金曜日も陽線で高く引けています。終値ベースで1月中旬の戻り高値を超えてきてるということ。それから、短期と中期の移動平均線がゴールデンクロスしてるということ。MACDは若干ダイバージェンシー気味ですけれども、実体線が戻り高値を超える時というのは、MACDは遅れ気味になりますから、ダイバージェンシーは仕方ないかなと。ここに来てドル円よりもユーロ円の方が若干上を見やすくなったかなという印象です。
ポンド円分析:買いは買いだが…(要約)
ポンド円も強いのは強いんですが、火曜日に高く引けて、水木とふるい落としにかけられて、結構な値幅がありますので、高いところを買っている人はもう投げないといけないという展開だと思います。
【ポンド/円(GBP/JPY) 日足チャート】※2024年2月18日 23:25頃
最新の為替チャート|ポンド/円(GBPJPY)|日足」はこちら
金曜日は何事もなかったかのように戻しています。買いは買いだとは思いますが、漫然と買うと捕まってしまうと思いますので、できるだけ買われているところをしっかりと買いで入るようなスタンスがいいのかなという感じです。
豪ドル円分析:買いで良さそう(要約)
豪ドル円は、一体どうしたことかということなんですけど、先々週まではすごく出遅れていたのですが、先週はだいぶ盛り返してきました。
【豪ドル/円(AUD/JPY) 日足チャート】※2024年2月18日 23:25頃
最新の為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|日足」はこちら
特に水木金と連続陽線で、木曜の下ヒゲで、またレンジに収まるのかと思ったら一気に切り返して、金曜日は上値追いの動きとなりました。もう気づけば昨年の11月中旬の戻り高値まであとちょっとということで、これまでの取引価格帯を上に抜けてきていますからね。これも買いでいいのかなという感じになってきました。
対円相場分析まとめ:買いで攻めざるを得ない状況(要約)
対円の通貨ペアは、ファンダメンタルズのこともあるとはいえ、チャート的には買いで攻めざるを得ない状況になってきていると思います。どの通貨ペアにするかという判断ですが、見た感じでは、ユーロ円か豪ドル円かなという気がします。ただ、ちょっとしたことで強弱が一気に変わってしまうぐらい微妙なチャートだということだと思うんです。
対ドル分析:下がりにくい状況(要約)
ユーロドルは中期と長期の移動平均線が鋭くデッドクロスをして、実体線が下側に潜り込んで長期の移動平均線が上昇しています。
【ユーロ/ドル(EUR/USD) 日足チャート】※2024年2月18日 23:25頃
最新の為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|日足」はこちら
かなりアンバランスな動きだと思いますので、こういう時は下押しの可能性が高いと、経験則的にはそんな感じで見てたんですけど、先週後半に戻してきています。金曜日は下ヒゲを伴って小陽線ということで、なかなか下がりにくい状況ですね。ユーロドルがこうなってるから、ドル円よりもユーロ円がしっかりしてるということも言えると思いますが、取引価格帯の推移から見ると、上値が重くなるのではないかなという風に思います。なので、買いで入るよりはまた大きな陰線が出た時に売りで入れるような形で準備しておくというのが、正解ではないかなと思います。ただ、MACDもゴールデンクロスしそうですし、ちょっと下がらないのかなっていう風に見えなくもないかなという感じですね。
ポンドドルも同様に、これだけガタガタっと下げてきて、しかも長い上ヒゲで下がるのかなと思ったんですけど、下がらない。
【ポンド/ドル(GBP/USD) 日足チャート】※2024年2月18日 23:25頃
最新の為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|日足」はこちら
おまけのように下値も切り上げていますし、下がりにくいのかなという印象です。
豪ドル米ドルも先週火曜日に安く引けましたので、かなり高い確率で売りだろうなと思ったんですけど、そこから全然下がりませんからね。何事もなかったかのように戻してる。
【豪ドル/米ドル(AUD/USD) 日足チャート】※2024年2月18日 23:25頃
最新の為替チャート|豪ドル/米ドル(AUDUSD)|日足」はこちら
とはいえ、上側は残していますから、買いではなく、まだ売りの目で見た方がいいかなと思います。ただ、スタンスを広めにとって長い陰線が出るのであれば売りでインするような感じかなと思います。
トレード戦略:対円の買い(要約)
対ドルが戻してしまいましたので、対円の買いで入るより選択はないのかなっていう風に思いますが、なかなか一筋縄ではいかないなという相場が続いている印象です。無理をしないで、淡々とやっていくのが良いのではないかなという風に思っているところです。
「FX ウィークリーテクニカルレポート」
https://www.gaitame.com/media/entry/2024/02/05/085217
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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