「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:147円割れで上値が重い・・・前日は昨年11月高値から12月安値への下落幅に対する半値水準146.00円付近で下げ渋ると反発しています。本日は20日線が下値支持と意識されていますが、147円台の上値が重い展開となっています。仮に147円台を回復しても3本の移動平均線に挟まれた状態のため方向感に欠ける値動きが続きそうです。
ドル/円 日足チャート
トレード方針:146円台後半は売り場?
②相場展開の予想・・・147.00円を明確に割り込んだことで、同水準が上値抵抗になっています。そのため147.00円付近では戻り売りが優勢となりそうです。ただ、上抜けた場合は一旦様子見です。また、146円台前半は底堅い可能性があるため押し目買いポイントになる可能性があります。
③トレードタイミング・・・147.00円付近で伸び悩めば戻り売り、146円台前半で下げ渋って反発すれば押し目買いポイントになりそうです。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
今夜は米1月ISM製造業景況指数が発表されます。市場予想は47.2となっており、好不調の分岐点である50.0を15カ月連続で下回ると見られています。ただし、昨日のFOMCでパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が早期利下げの条件に「労働市場の予期せぬ弱体化」を挙げたことから、市場の関心は明日の米2月雇用統計に向かっています。今夜の1月ISM製造業景況指数に対するドル/円の反応は限られるかもしれません。また、今夜は英中銀(BOE)が金融政策発表と最新の経済見通しを示します。このため、為替相場はポンドが主役の展開になりやすいでしょう。
2/1(木)
20:30 レーンECB専務理事講演
21:00☆ BOE政策金利
21:00☆ BOE議事録
21:00☆ BOE金融政策報告書
21:30☆ ベイリーBOE総裁記者会見
21:30 米1月チャレンジャー人員削減数
22:30 10-12月期米非農業部門労働生産性・速報値
22:30 10-12月期米単位労働コスト・速報値
22:30☆ 米新規失業保険申請件数
23:45 米1月製造業PMI・改定値
24:00☆ 米1月ISM製造業景況指数
24:00 米12月建設支出
30:45 NZ12月住宅建設許可
----- アップル10-12月期決算
----- アマゾン10-12月期決算
----- メタ・プラットフォーム10-12月期決算
2/2(金)
09:30 豪10-12月期生産者物価指数
※☆は特に注目の材料
『17時からFXライブ配信』
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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