東京市場はしっかりか。米国株はまちまち。ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダックは上昇した。ダウ平均は96ドル安の37905ドルで取引を終えた。スリーエム(3M)が決算を受けて11%安となり、ダウ平均を大きく押し下げた。ただ、指数は中盤以降は底堅く推移しており、S&P500とナスダックは小幅高ながら高値圏で終了した。ドル円は足元148円30銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて65円安の36475円、ドル建てが35円安の36505円で取引を終えた。
ダウ平均の下落に関しては個別の要素も大きいことから、ネガティブ視する動きは限定的だろう。米国では引け後に決算を発表したネットフリックスが時間外で大きく上昇しており、この点は国内グロース株の支援材料となる。きのうの日経平均は取引時間中に乱高下した。また、戻してはいるものの、きのう引け後の植田総裁会見を受けて一時的に為替が円高に振れる場面があった。これらの点から、上値追いには慎重になるとみる。一方、下げるようなら上昇に乗り遅れた投資家からの買いは入りやすく、下値は堅いと考える。場中は強弱感が入り交じりながらも次第に買いが優勢となり、小高い水準で終了すると予想する。日経平均の予想レンジは36350円-36750円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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