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最新動画は【明快!テクニカルレビュー】で公開しています。
動画配信期間:2024/01/22~2024/04/22
大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!
目次
0:00 今回のダイジェスト
0:15 相場振り返り:円安が進行
1:11 ユーロ円分析:強い感じではない
1:43 ポンド円分析:強いがタイミングが大事
2:18 豪ドル円分析:盛り上がりに欠けるが買うなら豪ドル円か
2:56 ユーロドル分析:方向感がない
3:35 ポンドドル分析:やや売りにくい
4:03 豪ドル米ドル分析:一方的な売りからは遠い
4:25 対ドル分析まとめ:米金利から乖離した動きに
4:45 トレード戦略:対円の買いから入るスタンス
5:45 セミナー開催のご案内
6:03 【PR】口座開設特別キャンペーン
要約
相場振り返り:円安が進行
難しいなという印象ですね。先週は対円よりも対ドルで、ドル高に向かうのではないかと思っていたのですが、全くそんなことはなくて、どちらかというと円安に動いたという感じでした。ただ、円安に動いたからと言って対円の通貨ペアでうまく買いで入れないと、という感じ。
例えばドル円チャートを見ると、火・水曜日の辺りでうまく買いで入れれば良いんですが、その後は入るタイミングによっては投げさせられてしまうような動きです。火曜日も、なかなか入りにくい。
【ドル/円(USD/JPY) 日足チャート】※2024年1月21日21:30頃
最新の為替チャート|ドル/円(USDJPY)|日足」はこちら
長期の移動平均線の下側からの突き上げという感じがしますので、買いにくい印象だったなっていうのが私の実感です。
ユーロ円分析:強い感じではない
ユーロ円はドル円よりは買いやすい。その理由は、実体線が早い段階から長期の移動平均線の上側に姿を表せていますし、短期の移動平均線の上側で戻り高値を超えてきています。ドル円と同じように、火・水曜日に買いから入れればという感じでしょうか。ただ、これも中期の移動平均線が長期の移動平均線の下側に位置しています。
【ユーロ/円(EUR/JPY) 日足チャート】※2024年1月21日21:30頃
最新の為替チャート|ユーロ/円(EURJPY)|日足」はこちら
いずれゴールデンクロスをするのかもしれませんが、ガンガンに強いという感じではないなという印象です。
ポンド円分析:強いがタイミングが大事
ポンド円は「強い」という一言に尽きるんですけれども、先週水曜日の伸びをうまく取れるかどうかといったところでしょうか。買いが遅れて木・金曜日に入ってしまうと、金曜日の上ヒゲ・下ヒゲだけでも1.50円ありますので、高いところを掴まされてしまうと、投げざる得なくなってしまいます。
【ポンド/円(GBP/JPY) 日足チャート】※2024年1月21日21:30頃
最新の為替チャート|ポンド/円(GBPJPY)|日足」はこちら
対円で買いだと言いつつも、「通貨ペアの選択」と「インするタイミング」が、非常に戦績に影響を与える動きだったということではないかなと思います。
豪ドル円分析:盛り上がりに欠けるが買うなら豪ドル円か
豪ドル円だけイマイチ盛り上がりに欠けると言いますか、他の対円通貨ペアが一気に円安方向へ行く割には、ボラティリティの低い値動きを実現してるという感じです。
【豪ドル/円(AUD/JPY) 日足チャート】※2024年1月21日21:30頃
最新の為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|日足」はこちら
個人的には、こういう値動きの方が「慌てて投げずに気がついたら評価益になってる」という可能性が高いかなっていう気はしています。先週末も、終値ベースで戻り高値を超えてきていますので、対円で買うのであれば豪ドル円かなという感じが、若干ですがしています。
ユーロドル分析:方向感がない
対ドルは方向感がなくなってきている。ユーロドルは先週火曜日の陰線で先々週の安値を下回ってきて、その前の安値も切ってきました。「これは売りだろう」という風に思ったんですけど、水・木曜日と下値をやや切り上げて、金曜日は陽線で戻すという形です。
【ユーロ/ドル(EUR/USD) 日足チャート】※2024年1月21日21:30頃
最新の為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|日足」はこちら
こうなってしまうと、下向き推移の中期の移動平均線と上向き推移の長期の移動平均線のちょうど中間で、MACDもちょうど0ラインということで、方向感がないなっていう判断に傾いてしまいますね。
ポンドドル分析:やや売りにくい
ポンドドルも同様です。長期の移動平均線が右上がりで推移していますので、下支えになるのはある程度予想はしていたのですが、それにしても先週の下落があまりにも一時的で、火曜日の陰線をほぼ埋め尽くすような形で戻ってきています。
【ポンド/ドル(GBP/USD) 日足チャート】※2024年1月21日21:30頃
最新の為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|日足」はこちら
これもニュートラル、あるいは長期の移動平均線が右上がりということを考えると、やや売りにくいのかなという状況ではないでしょうか。
豪ドル米ドル分析:一方的な売りからは遠い
豪ドル米ドルに至っては、先週月曜日の足型を見て「これ、売れるかな」と思ったんですけど、ちょっと躊躇してしまって、売っとけば……みたいな動きになりました。
【豪ドル/米ドル(AUD/USD) 日足チャート】※2024年1月21日21:30頃
最新の為替チャート|豪ドル/米ドル(AUDUSD)|日足」はこちら
ただ、先週後半に盛り返してきていますので、一方的に売りという感じからは少し遠いかなという印象でしょうか。
対ドル分析まとめ:米金利から乖離した動きに
対ドルは、アメリカの金利の上昇どうのこうのじゃないような動きに見えなくもないんです。少し金利から乖離した動きを見せるようになってきているような印象もありますので、今は少し様子を見るべきかなと思います。
トレード戦略:対円の買いから入るスタンス
リスクを取るのであれば、対円の方がリスクテイクしやすいかなという印象です。もちろん「買い」からということになりますが、通貨ペアの選択はそれ以上に重要です。
ボラティリティの低い、穏やかな値動きを求めるのであれば、豪ドル円。私なんかは、こういうチャートが非常に好きだという感じがします。
そして、ポンド円はかなり切り立ってきていますし、上下動ありますので、ボラティリティを求める方のみ、という感じでしょうか。
ユーロ円は長期の移動平均線の上側ですので、いい感じかもしれない。豪ドル円の次ぐらいに穏やかという感じ。
ドル円も高いところを買ってしまうと投げさせられてしまいますし、売られたところを買うのもどうなのというのはありますので、下げ止まりを確認した後の戻りをしっかり買うという風なオペレーションで臨みたい感じがしています。
ちょっと全体的なボラティリティに欠けますが、今は対円の買いでインするというスタンスでいいのではないかと思っています。
「FX ウィークリーテクニカルレポート」
https://www.gaitame.com/media/entry/2024/01/22/082155
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株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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