【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 宇栄原宗平
目次
▼北米(米国・カナダ)
米早期利下げ織り込み度の変動がドル相場に影響
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日銀会合、今後の政策修正に向けて地ならしあるか
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ中銀は利上げサイクル継続?終了?
北米(米国・カナダ)
重要イベント
1/24☆カナダ中銀政策金利
1/24◎テスラ10-12月期決算
1/25☆米10-12月期GDP・速報値
1/25◎米12月耐久財受注
1/25☆米新規失業保険申請件数
1/25◎米12月新築住宅販売件数
1/26☆米12月PCEデフレーター
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場による米早期利下げ織り込み度の変動がドル相場を動かす要因となっています。そうした中、来週は1月30-31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にブラックアウト期間となるため米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言は予定されていません。そのため米10-12月期GDP・速報値や米12月PCEデフレーターにより注目が集まるでしょう。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
1/24☆独1月製造業PMI・速報値
1/24☆独1月サービス業PMI・速報値
1/24☆ユーロ圏1月製造業PMI・速報値
1/24☆ユーロ圏1月サービス業PMI・速報値
1/24☆英1月製造業PMI・速報値
1/24☆英1月サービス業PMI・速報値
1/25☆独1月IFO企業景況感指数
1/25☆ECB政策金利
1/25☆ラガルドECB総裁記者会見
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
欧州中銀(ECB)は25日に政策金利を発表します。今回も政策金利を据え置くと見られています。市場では4月に利下げが開始されるとの見方が優勢ですが、ラガルドECB総裁は改めて市場の早期利下げ観測をけん制しそうです。ECBの利下げへの「距離感」が焦点となりそうです。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
1/22◎中国1年・5年物ローンプライムレート(LPR)
1/23☆日銀金融政策決定会合
1/23☆日銀展望リポート
1/23☆植田日銀総裁記者会見
1/24◎NZ10-12月期消費者物価指数
1/24◎日本12月貿易収支
1/26◎日銀金融政策決定会合議事要旨(12月18-19日分)
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
1月22-23日に日銀金融政策決定会合が開催されます。本会合では金融緩和政策の現状維持が見込まれています。ただ、3月会合以降の政策修正に向けて地ならしを行う可能性があるため声明や総裁会見に注目が集まります。展望リポートで示されるインフレ見通しにも注目です。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
1/24◎南ア12月消費者物価指数
1/25☆南ア中銀政策金利
1/25◎南ア12月生産者物価指数
1/25☆トルコ中銀政策金利
1/25◎メキシコ12月失業率
1/26◎メキシコ12月貿易収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
トルコ中銀は25日の金融政策決定会合で追加利上げに動くと見られています。利上げ幅は250bp(2.50%ポイント)と政策金利を45.00%にすると予想されています。ただ、11月会合以降、近いうちに利上げを終了する可能性があるとしています。今後の利上げサイクルが続く可能性があるかどうかがトルコリラ相場に影響を与える要因となりそうです。
新興国のイベント
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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