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豪ドル/円 今日の見通し「日米の注目材料あり!豪ドルは外的要因での動きとなりそう」2024/1/19

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・1月18日発表の豪12月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.50万人増)を大幅に下回る6.51万人の減少だった。失業率は3.9%で横ばい、労働参加率は66.8%へ低下した。

・NY原油先物市場は続伸。紅海を航行する商船に対してイエメンの武装組織フーシ派が妨害行為を継続しているほか、米国がフーシ派の拠点を攻撃したことで中東情勢の悪化が材料視された。終値は前日比+1.52ドルの1バレル=74.08ドル(1月18日)。

・1月10日に発表された豪11月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+4.3%となり豪州のインフレは前月(+4.9%)から大幅に鈍化した。
10月25日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+5.4%となり、前四半期(+6.0%)から鈍化した。

・12月5日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日のメインシナリオは

日米の注目材料あり!豪ドルは外的要因での動きとなりそう

本日は豪州や中国にて主要な経済指標の発表はない。そのため、豪ドル相場は日本円や米ドルの動向や日米株価指数の動きに左右されることになりそうだ。
対日本円で見ると、本日は本邦12月CPIが発表されるほか、日銀の国債買入れオペが予定されている。結果次第では円安が加速する可能性がある。
また、米国は明日からブラックアウト期間(米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、金融当局者が金融政策について踏み込んだ発言を禁じられる期間)に入る。このため、バーFRB副議長など複数の米金融当局高官の発言に注意したい。米国の3月利下げ開始の有無について市場関係者の注目度が高いからだ。発言内容次第では、米長期金利や米株価指数が大きく動くため、豪ドルプレーヤーも注目しておきたい。

この先の個別相場変動

■米当局者の発言により米国の3月利下げの可能性が低下する
⇒米長期金利が上昇
⇒金利の上昇を株価は嫌気して下落
⇒豪ドルはリスクセンチメンに敏感
⇒豪ドル売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
日本12月CPI
米金融当局者発言

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り。4時に豪ドル/円のRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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