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米国株安というネガティブな材料と、円安進行というポジティブな材料が入り交じり、不安定な展開を予想する。CME225先物は上昇スタートを示唆している。米国では長期金利が上昇する中でもエヌビディアやAMDなど半導体株の一角が強く買われており、国内半導体株には好影響が見込まれる。ただ、日経平均の直近高値は1月15日につけた36008円。米国株が弱かった中で日経平均が36000円を超えてさらに上昇するハードルは高い。足元の地合いの良さから前のめりで買いが入った後、直近高値近辺で上値が重くなった場合、利食い売りが強めに出てくる可能性はある。米金利と為替が大きく動いたことから、物色には濃淡がつくと思われる。その分、指数は全面高にも全面安にもなりづらいとみるが、終日方向感は定まらないだろう。日経平均の予想レンジは35300円-36200円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ