今晩は底堅い展開か。昨日は米10年債利回りの低下が追い風となる中、エヌビディアなどのハイテク株が大幅に上昇し、主要3指数がそろって上昇した。ダウ平均はボーイングの大幅安が重しとなったものの216.9ドル高(+0.58%)と3営業日続伸し、S&P500とナスダック総合はそれぞれ1.41%高、2.20%高とともに2営業日続伸した。PC向け新柄AI用チップを発表したエヌビディアはが6.43%高となり、1カ月半ぶりに上場来高値を更新したほか、先週大きく下落したアップルや、アマゾン・ドット・コム、アルファベットも2%超上昇した。
今晩は底堅い展開か。昨年10月下旬に5%を上回った米10年債利回りが4%前後で推移していることや、今年3回の利下げ期待が引き続き下値の支援となりそうだ。一方、昨日にハイテク株を中心に大きく上昇したことの反動や、週後半に発表される米12月消費者物価指数(CPI)、米12月生産者物価指数(PPI)を控えた様子見姿勢が強まることも予想され、上値も重い展開となりそうだ。また、バー米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演も予定されており、要人発言にも要注目か。
今晩の米経済指標は12月NFIB中小企業楽観度指数、11月貿易収支など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:1月9日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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