本日のロンドン為替市場のユーロドルは、12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値や独11月小売売上高を見極めつつ、今夜発表される米12月雇用統計を待つ展開となる。
12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比+3.0%と予想されており、11月の同比+2.4%からの上昇が見込まれている。
先行指標である12月仏消費者物価指数(CPI)速報値は、前年比+3.7%で、11月の同比+3.5%から上昇、12月独消費者物価指数(CPI)速報値は、前年比+3.7%で、11月の同比+3.2%から上昇しており、ユーロ圏12月インフレ率の上昇を示唆していた。
予想通りにユーロ圏12月インフレ率が上昇していた場合、欧州中央銀行(ECB)理事会での利下げ開始時期が先送りされることでユーロ買い要因となる。
11月独小売売上高は前月比-0.1%、前年比-0.5%と予想されている。予想通りならば、ドイツ経済が7-9月期国内総生産(GDP)に続き、2四半期マイナス成長に陥る可能性、すなわち、リセッション(景気後退)の可能性が高まることで、ユーロ売り要因となる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1016ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:159.38円(日足一目均衡表・雲の下限)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0845ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:157.59円(日足一目均衡表・基準線)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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