本日のロンドン為替市場のユーロドルは、12月の独雇用統計を見極めつつ、令和6年能登半島地震の影響を受けたユーロ円の動向に警戒していく展開が予想される。
12月の独雇用統計の予想は、失業率が5.9%で11月と変わらず、失業者数変化も2.00万人で11月の2.20万人とほぼ変わらずと見込まれている。
ドイツ経済は、2023年7-9月期国内総生産(GDP)がマイナス成長となり、リセッション(景気後退)に陥る可能性が高まりつつあり、12月の雇用統計のネガティブサプライズには警戒しておきたい。
12月トルコ消費者物価指数(CPI)の予想は、前月比+3.13%で11月の同比+3.28%から伸び率鈍化が見込まれているものの、前年比は+65.10%で、11月の同比+61.98%からの上昇が見込まれている。
トルコ中央銀行(TCMB)は、昨年11月の四半期インフレレポートで、年末のインフレ見通しを65%としていたことで、予想通りならば、想定内の結果となる。しかし、今年5月頃にインフレ率が70-75%程度でピークアウトするとの見通しを示し、早期の利上げサイクル終了を示唆しており、予想を上回るインフレ率だった場合は、リラ売り要因となることで警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1039ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:156.74円(日足一目均衡表・転換線)
・リラ円:4.82円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0844ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:154.78円(2023/12/18安値)
・リラ円:4.74円(2023/12/28安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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