【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 宇栄原宗平
目次
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
中国経済の景気は上向くのか
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコCPIのピークアウトはまだ先?
北米(米国・カナダ)
重要イベント
1/3☆米12月ISM製造業景況指数
1/3◎米11月JOLTS求人件数
1/3☆FOMC議事録
1/3◎バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
1/4☆米12月ADP全国雇用者数
1/4☆米新規失業保険申請件数
1/5◎カナダ12月雇用統計
1/5☆米12月雇用統計
1/5☆米12月ISM非製造業景況指数
1/5◎バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
1日は多くの国が休日のため為替市場はクローズです。年始の取引が始まる2日早朝は特に流動性が低いことから突発的な材料で急変動が起こる可能性がありますので注意しましょう。他方、米早期利下げ観測が強まる中で5日の米12月雇用統計が2024年最初のビッグイベントとして注目を集めそうです。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
1/3◎独12月雇用統計
1/4☆独12月消費者物価指数・速報値
1/5☆ユーロ圏12月消費者物価指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場は、欧州中銀(ECB)が3月に利下げを開始することを7割方織り込んでいます。ただ、ECB関係者は早期利下げ観測に対してけん制しています。独・ユーロ圏の12月インフレ指標の結果が利下げ時期を探る上での重要指標となるでしょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
1/2☆中国12月財新製造業PMI
1/4☆中国12月財新サービス業PMI
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
2024年は中国経済が回復し景気が上向く可能性があると見られています。経済状況を確認する上で2日の12月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)の結果に関心が向かいそうです。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
1/2◎トルコ12月製造業PMI
1/2◎メキシコ12月製造業PMI
1/3◎トルコ12月消費者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
トルコ中銀は12月会合で政策金利を25bp(0.25%ポイント)引き上げて42.50%としました。しかし、実質金利は依然として大幅なマイナスとなっています。そうした中で3日に発表される12月消費者物価指数(CPI)の結果が注目されます。
新興国のイベント
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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