
本日のドル円相場も方向感を示せず気迷い相場が続きそうだ。昨日のアジア・欧州時間は動意づけるようなニュースなどがないにもかかわらず、上下を繰り返す米金利の動向に追随する相場となった。しかし、NY勢参入後は米金利が低下基調を維持したのにもかかわらず、ドル買いが進むなど方向の一貫性がなくなってきている。
この要因としては、12月に入り年末相場になり、市場関係者がリスクを持つことを嫌気し、顧客の来た球を右から左に捌くことでファンダメンタルズを無視した流れになっていること。また、来週に主要中央銀行(日・米・欧州・英・スイス)の政策決定会合が開かれることで、結果公表まではトレンドがつかめないこともあげられる。このような環境下で、昨日とほぼ同水準に戻ってきているドル円相場は、よほどのサプライズとなるニュースが出ない限りは、昨日のレンジの中を行ったり来たりの相場展開にしかならないだろう。
ドル円が明確なトレンドを作りにくい中で、昨日市場をけん引したのが豪ドルだが、本日も同様に豪ドル相場の動きには要警戒となる。昨日は豪準備銀行(RBA)が市場予想通りに政策金利を据え置き、声明文もこれまでの流れを踏襲した。しかし、詳細を読むと「サービスのインフレが低下している」「生産性の伸びが回復すれば、賃金の伸びはこれ以上大きくは伸びない」と記し、タカ派路線を抑えた論調になった。豪金利は低下し、欧米同様に金融引き締め打ち止め感が出た動きになり、豪ドル安が進んでいる。この中で、本日は7-9月期の豪国内総生産(GDP)が発表されることで、市場予想(前期比0.4%/前年比1.8%)より悪化したネガティブサプライズに反応が敏感になりそうだ。昨日のトレンドを引き継ぎ更に豪ドル安・ドル高となった場合は、他通貨にも影響を及ぼすことになる。
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
【4/25 20時開催!】トルコリラでスワップポイント投資セミナー
下記をお考えの方に本セミナーを受けてほしい!
●「FXに興味はあるけど、なんだか不安だなぁ。」
●「トルコリラの高金利が気になるけど…実際どうなの?」
●「そもそもスワップポイントって何?トルコリラって大丈夫?」
本セミナーでは、スワップ投資の仕組み・リスク・始め方まで、初心者の方でも30分で疑問をスッキリ解決することができ、すぐにFXを始めることができる内容となっていますので、セミナー詳細ページからぜひお申込みください。
無料のオンラインセミナーとなってますのでお気軽にご参加ください。
※本セミナーの内容は外為どっとコムが作成したものをAI音声読み上げソフトを使用してお伝えするものです。AI(人工知能)による相場見通しや売買方針などは一切行いませんのでご了承ください。