ドル・円は主に149円台で推移か、米長期金利下げ渋りでドル売り縮小の可能性

東京市場オープニングコメント

「ドル・円は主に149円台で推移か、米長期金利下げ渋りでドル売り縮小の可能性」
　22日のドル・円は、東京市場では148円02銭から149円06銭まで反発。欧米市場では一時148円60銭まで下げた後、149円75銭まで反発し、149円55銭で取引終了。本日23日のドル・円は主に149円台で推移か。米長期金利の下げ渋りを意識してリスク回避的なドル売りは縮小する可能性がある。
　米ミシガン大学が11月22日発表した11月の1年先の期待インフレ率確報値は4.5％と同速報値の4.4％から上方修正された。今年4月以来の水準となった。5-10年先の期待インフレ率は3.2％で速報値と一致したが、10月実績の3.0％を上回っている。米国のインフレ率は全般的に鈍化しつつあるものの、消費者のインフレ期待は低下していないようだ。期待インフレ率の高止まりは今後の個人消費にも影響を及ぼす可能性があるため、11月と12月分の小売売上高やCB消費者信頼感指数の数値を注目したい。市場予想を下回った場合、ドルや株価を圧迫する可能性がありそうだ。
《午前8時現在》　ドル・円： 149.00円-150.20円 149円近辺でドル買い興味
　　　　　　　　　ユーロ・円： 161.30円-163.00円 161円台前半でユーロ買い興味
　　　　　　　　　豪ドル・円： 97.20円-98.50円 97円台前半で豪ドル買い興味

通貨別分析

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