
昨日のポンド相場は、英国の内閣改造に注目が集まり、キャメロン元首相が外相に着任するサプライズもあった。ポンドはNY引けにかけて、底堅い動きとなっている。
本日発表される10月の英雇用統計の失業率や失業保険申請件数推移なども重要だが、ここ最近注目が集まっているのが賃金上昇率。9月の平均賃金は前年比で+7.3%、除賞与は+7.7%と、8月の+8.1%と+7.8%からそれぞれ低下するとの予想になっている。前回の同指標発表後からは低下傾向にある英10年債利回りだが、賃金上昇の勢いが弱まるか、もしくは再び上昇するかにより英金利が鋭く反応し、ポンド相場も連れて大きな動きを見せそうだ。
欧州からは独・ユーロ圏の11月のZEW景況感指数と7-9月期ユーロ圏域内総生産(GDP)改定値が発表される。10月の独ZEWは予想を上回り、ユーロ圏は半年ぶりにプラスに転じたことでユーロが買われた。11月の独ZEWの予想は+5となっているが、もしプラスに転じた場合は7カ月ぶりとなることで、独長期金利の上昇に伴うユーロ買いが入ることも期待できそうだ。一方で、独ZEWがマイナスとなり、ユーロ圏も再びマイナスに戻った場合にはユーロは素直に売られる可能性が高い。
・想定レンジ上限
ポンドドル:7日高値1.2349ドル。その上は200日移動平均線1.2438ドル。
ユーロポンド:10日高値0.8756ポンド
ユーロドル:6日高値1.0756ドル。その上は200日移動平均線1.0802ドル
・想定レンジ下限
ポンドドル:13日安値1.2211ドルや21日移動平均線1.2209ドル。
ユーロポンド:日足一目均衡表・雲上限0.8638ポンド
ユーロドル:10日安値1.0656ドル。その下は日足一目均衡表・基準線1.0626ドル。
(松井)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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