日経平均株価は大幅に4日続伸。寄り付きからの大幅高で大きなマドを形成しながらも、さらに上値を試す展開となった。
RSI（9日）は前日61.0％→73.5％（11/6）に上昇。先週の50％超えから過熱圏に入ったが、目先的には強いモメンタムが続く公算が大きい。
75日移動平均線（32160円 11/6）超えや、10/13の戻り高値（32533円）を更新。10/12の終値ベースの戻り高値（32494円）も上抜けた。
一方、直近安値からのローソク足はマドを３つ開けた状態「三空」で、目先の過熱感は否めない。三空踏み上げに売り向かえという相場格言があるぐらい、買いの勢いが一巡することが多いとされる。
ただ、10/12の終値ベースの戻り高値を超えたことで、10月終盤につけた安値（30601円）が初旬につけた安値（30526円）を切り上げたことになり、6月以降の保ち合いに安定的に戻った可能性が高い。
上値メドは、心理的節目の33000円、9/7高値（33322円）、9/15高値（33634円）、6/19高値（33772円）などが考えられる。下値メドは、75日移動平均線、25日移動平均線（31484円 同）、10/31高値（30973円）、200日移動平均線（30412円 同）、心理的フシとなる３万円などが考えられる。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
