【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼欧州(ユーロ圏・英国)
英国リセッション懸念、利下げの可能性は
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
RBA利上げ再開観測が高まる
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
メキシコ中銀 長期的な高金利維持も
北米(米国・カナダ)
重要イベント
11/7◎米9月貿易収支
11/7◎ローガン米ダラス連銀総裁講演
11/8◎ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
11/9☆米新規失業保険申請件数
11/9☆パウエルFRB議長講演
11/10◎米11月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
11/10◎ローガン米ダラス連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は1日の会見で、追加利上げについて可能性に含みを残しつつもやや慎重な考えを示しました。米10月雇用統計の結果を踏まえて、9日の講演のトーンに変化がないか注目が集まるでしょう。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
11/7◎独9月鉱工業生産
11/8☆ベイリーBOE総裁講演
11/8◎ユーロ圏9月小売売上高
11/9☆ラガルドECB総裁講演
11/10☆英7-9月期GDP・速報値
11/10◎英9月GDP
11/10◎英9月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
10日に発表される英7-9月期国内総生産(GDP)に注目です。市場は英経済が高金利に耐えられず、比較的早い時期にリセッション(景気後退)に陥る可能性があると懸念しています。来年夏には英中銀(BOE)が利下げに転じるとの見方が広がる中、8日のベイリーBOE総裁の講演にも注目しましょう。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
11/6☆日銀金融政策決定会合議事録
11/7◎中国10月貿易収支
11/7☆RBA政策金利
11/9◎日本9月経常収支
11/9◎日本9月貿易収支
11/9☆中国10月消費者物価指数
11/9◎中国10月生産者物価指数
11/9☆植田日銀総裁講演
11/10◎RBA金融政策報告
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
豪中銀(RBA)が7日の理事会で利上げを再開するとの観測が高まっています。もっとも、金利先物市場の25bp(0.25%ポイント)利上げ織り込みは6割前後。RBAの決定に注目が集まりそうです。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
11/9◎メキシコ10月消費者物価指数
11/9☆メキシコ中銀政策金利
11/10◎トルコ9月失業率
11/10◎トルコ9月鉱工業生産
11/10◎メキシコ9月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
9日にメキシコ中銀が政策金利を発表します。ブラジルなど中南米では、インフレの鈍化を背景にいくつかの中銀が利下げに動いています。メキシコ中銀がこれまで通りに、政策金利を長期にわたり高水準に維持する方針を示すのか注目されます。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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