【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
米7-9月期GDP・PCEデフレーターに注目
▼欧州(ユーロ圏・英国)
ECB、利上げ「一時停止」か「打ち止め」か
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
RBA利上げ再開を巡りCPIに関心集まる
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
トルコ中銀大幅利上げ継続か
北米(米国・カナダ)
重要イベント
10/24◎マイクロソフト7-9月期決算
10/24◎アルファベット7-9月期決算
10/25☆カナダ中銀政策金利
10/25☆マックレム・カナダ中銀総裁会見
10/25◎米9月新築住宅販売件数
10/25◎メタ・プラットフォームズ7-9月期決算
10/26☆米7-9月期GDP・速報値
10/26◎米9月耐久財受注
10/26☆米新規失業保険申請件数
10/26◎アマゾン7-9月期決算
10/27☆米9月PCEデフレーター
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
26日に発表される米7-9月期国内総生産(GDP)は、旺盛な個人消費などに支えられて前期比年率で+4.3%の大幅な伸びになると予想されています。その他、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目する9月の米個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は前年比+3.7%に伸びが鈍化すると予想されています。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
10/24☆英9月雇用統計
10/24☆独10月製造業PMI・速報値
10/24☆独10月サービス業PMI・速報値
10/24☆ユーロ圏10月製造業PMI・速報値
10/24☆ユーロ圏10月サービス業PMI・速報値
10/24☆英10月製造業PMI・速報値
10/24☆英10月サービス業PMI・速報値
10/25☆独10月IFO企業景況感指数
10/25◎ドイツ銀行7-9月期決算
10/26☆ECB政策金利
10/26☆ラガルドECB総裁記者会見
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
欧州中銀(ECB)は26日の理事会で、1年4カ月ぶり(11会合ぶり)に政策金利を据え置くと見られています。 利上げは「一時停止」か「打ち止め」なのかを巡り、ラガルド総裁の会見に注目が集まりそうです。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
10/25☆豪7-9月期消費者物価指数
10/25◎豪9月消費者物価指数
10/26☆ブロックRBA総裁議会証言
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
25日に豪7-9月期消費者物価指数(CPI)が発表されます。豪中銀(RBA)は、インフレの鈍化ペースが想定より鈍いようだと利上げが必要になるとの見解を示しています。11月の利上げ再開の可能性を巡りCPIの結果に注目が集まるでしょう。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
10/26◎南ア9月生産者物価指数
10/26☆トルコ中銀政策金利
10/26◎メキシコ9月失業率
10/27◎メキシコ9月貿易収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
トルコ中銀は26日の金融政策決定会合で追加利上げに動くと見られています。利上げ幅は前回と同じ500bp(5.00%ポイント)になるとの見方が多いようです。ただ、トルコのインフレ率が再び60%を超えて上昇する中、利上げ期待だけでリラを押し上げるのは難しい情勢が続きそうです。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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