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【見通し】株式明日の戦略-大幅高で31000円台を回復、地合い改善で売り圧力は和らぐか

5日の日経平均は6日ぶり大幅反発。終値は548円高の31075円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1725/値下がり97。トヨタが全市場の売買代金3位と注目を集めて4.5%高。ホンダ、スズキが3%を超える上昇と、自動車株の動きが良かった。米国の長期金利は大きく低下したが、三菱UFJ、三井住友、みずほFGのメガバンク3行には強い買いが入った。米金利の低下が追い風になった半導体株では、アドバンテストの強さが目立った。NTTドコモとの資本業務提携を発表したマネックスGがストップ高。業界再編が意識されたか、野村HD、大和証G、岡三証券Gなど証券株が軒並み高となった。

 一方、原油価格下落を受けてINPEXが軟調。リスクオンの様相が強まる中、JTなどディフェンシブ系の銘柄は敬遠された。ファイナンスが嫌気された太陽誘電が6%を超える下落。通期の営業利益見通しを引き下げた天満屋ストアが急落した。

 前日初値が持ち越しとなったキャスターは、公開価格比3倍超の初値をつけた。ただ、値が付いた後は利益確定売りに押され、ストップ安で終えた。

 日経平均は大幅高。高く始まって上げ幅を広げており、下げが続いていた中でようやくアグレッシブな動きが見られた。東京市場はあすは三連休前となるが、きょうの大幅高は売り急ぎを抑制する。本日の米国マーケットが6日の9月雇用統計を前にどういった動きを見せるかにもよるが、10年債利回りが大きく上昇しなければ、あすの日本株はリスク回避の売りよりも、直近の下げに対する押し目買いが優勢となるだろう。

 ひとまず3万円割れは回避できた上に、終値(31075円)ではきっちり31000円を超上回った。今週のうちに5日線(31291円、5日時点、以下同じ)は超えておきたい。日経平均よりもチャートの形状が良いTOPIX(5日終値は2263p)は、今週、26週線(2233p)近辺まで調整して切り返している。13週線(2305p)水準を早々に回復できるかが注目される。


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ