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ドル・円は伸び悩みか、米金利高ならドル買いも為替介入に警戒

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米金利高ならドル買いも為替介入に警戒」
 4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続の思惑から、米金利高・ドル高の地合いが続く。一方で、前日の円急騰を受け、150円台を目指す値動きなら円売り縮小が見込まれる。
 3日発表された予想外に堅調な米JOLTS求人件数を受け米10年債利回りは騰勢を強め、ドル買い先行によりユーロ・ドルは1.0490ドル付近から1.0440ドル台に下落。一方、ドル・円は150円を上抜けると大規模な円買いで150円16銭から147円40銭台に急落したが、短時間で149円台に戻した。本日アジア市場は米金利の上昇継続を受けドル買いに振れやすい。そうしたなか、ドル・円は戻りの鈍い展開となった。この後の海外市場は米金利にらみの展開か。FRBによる年内あと1回の利上げが観測され、引き締め長期化をにらんだ金利高・ドル高の地合いが想定される。ただ、今晩の米経済指標でADP雇用統計の民間部門雇用者数の減少、ISM非製造業景況指数の失速なら金利高は一服し、ドル買いを抑制する見通し。一方、前日の円買いフローに関し日本政府は為替介入の有無を明言していないが、円売り抑制効果でドルは上値が重くなる。



通貨別分析

 

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