【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
目次
▼北米(米国・カナダ)
雇用市場の底堅さとインフレの鈍化基調を読み取る
▼欧州(ユーロ圏・英国)
独スタグフレーション巡る懸念がくすぶる
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
中国景気への不安、各種PMIに注目
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
メキシコ中銀利下げ時期を探る
北米(米国・カナダ)
重要イベント
9/25◎カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
9/26◎米8月新築住宅販売件数
9/26◎米9月消費者信頼感指数
9/27◎米8月耐久財受注
9/28◎米4-6月期GDP・確定値
9/28☆米新規失業保険申請件数
9/28◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
9/29☆米8月PCEデフレーター
9/29◎ウィリアムズ米NY連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めの長期化を示唆したのは、雇用市場の底堅さとインフレの鈍化基調が背景です。28日の米新規失業保険申請件数と29日の米8月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)に注目しましょう。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
9/25☆独9月IFO企業景況感指数
9/28☆独9月消費者物価指数・速報値
9/29◎英4‐6月期GDP・改定値
9/29◎独9月雇用統計
9/29☆ユーロ圏9月消費者物価指数
9/29☆ラガルドECB総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
インフレ高止まりと景気後退の「スタグフレーション」を巡る懸念がくすぶる中、ドイツで発表される25日の9月IFO企業景況感指数と28日の9月消費者物価指数(CPI)の結果に注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
9/25☆植田日銀総裁講演
9/27☆日銀金融政策決定会合議事録
9/27☆豪8月消費者物価指数
9/28◎豪8月小売売上高
9/30☆中国製造業PMI
9/30☆中国非製造業PMI
10/1☆中国9月財新製造業PMI
10/1☆中国9月財新サービス業PMI
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
中国の景気を巡る市場の不安は、同国政府の支援策などもあってひとまず後退しています。そうした中で、30日と10月1日に発表される中国の9月各種PMIに注目が集まるでしょう。(※財新PMIの発表は29日から1日に変更されました)
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
9/27◎メキシコ8月貿易収支
9/28◎南ア8月生産者物価指数
9/28◎メキシコ8月失業率
9/28☆メキシコ中銀政策金利
9/29◎トルコ8月貿易収支
9/29◎南ア8月貿易収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
28日にメキシコ中銀が政策金利を発表します。11.25%ときわめて高い政策金利をいつまで維持するのかが焦点で、市場の一部では年内にも利下げに転じるのではとの観測がくすぶっています。
新興国のイベント
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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