読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円、146円を挟んだもみ合い続く...今夜は米7月PCEデフレーターに注目集まる(NY市場の見通し)

ドル/円、146円を挟んだもみ合い続く...今夜は米7月PCEデフレーターに注目集まる

東京市場のドル/円は弱含みの展開。月末の仲値公示後にドル売りに傾くと145.75円前後まで下落しました。その後、日本株高などを背景に一時146.00円台へ持ち直すなど下値は限定的でした。

欧州市場では、ボスティック・アトランタ連銀総裁による「住宅インフレの遅効性を考慮すると、インフレ率はすでに目標値に近づいている可能性がある」「過度の引き締めは無用の弊害を及ぼす」などの発言が伝わると、米長期金利が低下しドル/円は145.72円前後まで軟化しました。

今夜は、米7月個人消費支出(PCE)デフレーターに注目が集まります。米連邦準備制度理事会(FRB)が注目するインフレ指標のため結果次第でドル/円相場に大きく影響しそうです。また、同時刻に発表される米新規失業保険申請件数にも関心が寄せられています。米7月JOLTS求人件数、米8月ADP全国雇用者数と、米国の労働関連の経済指標が軒並み悪化しているだけに、新規失業保険申請件数の結果にドルが強めに反応する可能性もあるでしょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、146円台で伸び悩む展開が続いています。RSIが下向きで上昇バイアスが緩んでいますが、10日移動平均線が下値支持となり145円台で底堅く推移しています。20・80日線は上向きを維持しており上昇基調は継続中と見ます。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

8/31(木)
20:30 米8月チャレンジャー人員削減数
20:30 ECB理事会議事要旨
21:00 メキシコ7月失業率
21:00 南ア7月貿易収支
21:30 カナダ4-6月期経常収支
21:30 米7月個人所得
21:30☆米7月個人消費支出
21:30☆米7月PCEデフレーター
21:30☆米新規失業保険申請件数
22:00 コリンズ米ボストン連銀総裁講演
22:45 米8月シカゴ購買部協会景気指数
25:00 デギンドスECB副総裁講演
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

今日の注目トピック

本日、中国8月製造業・非製造業購買担当者景気指数(PMI)が発表されました。製造業PMIは49.7と市場予想(49.2)に反して前回(49.3)から回復しましたが、非製造業PMIは51.0と前回(51.5)及び市場予想(51.2)を下回りました。この結果を受けて、中国と交易関係の深い豪州通貨(豪ドル)が一時的に買われました。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。