午前の為替予想は… ジャクソンホール次第で大変動も FRB議長は中立金利に言及するか
作成日時 :2023年8月25日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
144.600-146.900円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は145円台を回復して反発。米新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことを受けて145.96円前後まで上昇した。
米労働市場の引き締まりが続いているとの見方が強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が本日の講演で追加利上げに前向きな姿勢を示すとの観測が広がった。議長は本日、カンザスシティ連銀主催の国際経済フォーラム「ジャクソンホール会議」で講演を行う。会議のテーマは「世界経済の構造転換」。そのテーマに沿って議長が、米国の景気を熱しも冷ましもしない「中立金利」の水準が、コロナ禍を経て以前より切り上がったとの認識を示すのではないかとの憶測もくすぶっている。仮に「中立金利」が切り上がったとすれば利上げのゴール(ターミナルレート)は現在FRBが想定している5.625%からさらに上昇する可能性が高まることになる。
本日のドル/円は、市場の関心がきわめて高いパウエルFRB議長の講演の内容次第で大きく変動する公算が大きい。議長の発言がタカ派的と受け止められれば年初来高値146.55円の更新が視野に入る一方、想定したほどタカ派的ではなかったとの受け止めが広がれば短期サポート水準の144.50円前後を試す下値模索の展開になる可能性もある。
今朝 最新のドル/円チャート
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株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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