「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・10・20・80日移動平均線が上向きを維持しつつ乖離幅を拡大する中で10日線を下値支持に146円へ反発したことなどから上昇基調は継続と見れます。ただ、RSIがやや下向きとなっており今月高値(146.55円前後)を前に伸び悩む展開が続いています。
②4時間足:ダブルトップ形成に注意・・・146円台半ばで伸び悩んでおりダブルトップの形成に注意しておきましょう。ネックラインである144.90円台を割り込むと下落バイアスが強まりそうです。ただ、足元では10・20本移動平均線がゴールデンクロスとなり146円台を回復しているため底堅い値動きが続く可能性があります。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・上昇基調が継続する中で押し目買い方針は継続です。146円台半ばで伸び悩んでいますが、突破すればストップロスを巻き込んで勢いよく上昇する可能性があるため高値ブレイク後の値動きも見極めていきましょう。
④トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは、145.50-60円、再び146.00円を突破すれば同水準が押し目買いポイントになる可能性もあります。また、今月高値(146.55円前後)を上抜くと上昇の勢いが増す可能性があるため買い場を見極めていきたいです。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・今夜も注目材料が予定されていませんが、24日から開催される米ジャクソンホール会議を前に複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演に注目です。米長期金利動向次第ではドル/円相場にも影響を及ぼしそうです。
8/22(火)
17:00 ユーロ圏6月経常収支
20:30 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
23:00 米7月中古住宅販売件数
23:00 米8月リッチモンド連銀製造業指数
27:30 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
28:30 グールズビー米シカゴ連銀総裁、ボウマンFRB理事講演
動画で注目ポイントを解説
※8月21日~8月25日お休みいたします。
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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