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JPY(円)ロング、過去最高を更新! FX個人投資家、ミドルシニアが活躍 【外為どっとコム総研FX投資家調査2023年6月】

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株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっており、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。

JPY(円)ロング、過去最高を更新! FX個人投資家、ミドルシニアが活躍

1.一般社団法人金融先物取引業協会 FX投資家動向まとめ

店頭FX取引、AUD(豪ドル)は5カ月ぶりにネットショート

金融先物取引業協会が7月14日に公表した資料によると、2023年6月の店頭FXにおける取引金額は985兆円と、5月から約8.1%増加した。また、月末時点の未決済ポジション合計は約8.9兆円と、前月末比約0.5%と微増だった。取引金額の増加は、USD/JPY(米ドル/円)、GBP/JPY(ポンド/円)、AUD/JPY(豪ドル/円)となった一方で、EUR/JPY(ユーロ/円)、EUR/USD(ユーロ/米ドル)は減少した。
未決済のJPY(円)ロングポジションは金額ベースで前月の4兆596億円から4兆2633億円へ増加し、過去最高額を記録した。増加幅は4.8%だった。また、AUD(豪ドル)は5カ月ぶりにネットでショートに転じた。
取引金額上位の5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)の順で、AUD/JPY(豪ドル/円)とEUR/JPY(ユーロ/円)の順位が入れ替わった。

取引金額とポジション計:協会まとめ
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成。
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は百万円

2. 株式会社外為どっとコムFX投資家動向2023年6月

個人投資家は6カ月連続で収益を確保

FX口座数が56万件を超える株式会社外為どっとコム協力の下、2023年6月のFX投資家動向を調査した。

【調査概要】

調査対象:株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約56万口座)
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査対象:調査期間中にFXサービス「外貨ネクストネオ」の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査期間:2023年6月1日6:00 ~ 2023年7月1日6:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)

2-1.FX取引における実現損益

FX取引における実現損益でプラスは56.2%、マイナスは43.8%となった。プラスは前月比0.2%ポイント低下したものの、今年に入り6カ月連続で収益を確保。個人投資家は着実に収益を積み上げている。

取引参加者の損益:外為どっとコム

2-2.通貨ペア別取引者数

通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・NZD/JPY(NZドル/円)・ZAR/JPY (南アフリカランド/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順。
5月に好調だったTRY/JPY(トルコリラ/円)は6月もそのモメンタムを維持して、5位へ浮上した。再選を果たしたエルドアン大統領が利上げに対し穏健な態度を示し、トルコ中銀が政策金利を15.0%へ引き上げたことで、TRY(トルコリラ)とJPY(円)のキャリー取引が高まった模様。

通貨別取引者数:外為どっとコム

2-3.平均取引数量

FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は3.9万通貨(39Lot)と前月から微増。今年序盤は縮小傾向が見られたものの、そこから緩やかに拡大へ転じている。
USD/JPY(米ドル/円)は、1Lotあたり5,800円の必要保証金(7/14時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は約22万6,200円となる。MXN/JPY(メキシコペソ/円)は、1Lotあたり400円の必要保証金(7/14時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は1万5,600円となる。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

平均取引数量:外為どっとコム

2-4.口座の開設期間

取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均107カ月(8年11カ月)と前月から1カ月伸びた。昨年12月の105カ月を頭に今年初めにかけて縮小したが、再び拡大し、調査を開始した2021年1月以降で、最長だった5月の記録を抜いた。
円の大幅下落や、昨年秋に政府・日銀が24年ぶりに為替介入を実施するなど、インパクトのある出来事が続いたため、個人投資家が為替への興味を刺激されていることが、口座開設期間の長期化の一因と考えられる。

口座開設期間:外為どっとコム

2-5.FX投資の年齢分布

FX投資家の年代別では40代が33%と最多で、次に50代、30代、60代と続いた。40代と50代が相変わらず半数以上を占めた。ミドルシニアと呼ばれる40代・50代の活躍が続いている。

取引参加者の年齢構成取引:外為どっとコム

2-6.FX口座開設者動向

新規にFX口座を開設した投資家は、40代が最多となり、続いて30代、50代、20代の順。40代の口座開設者が30代を上回ったほか、50代も20代を上回るなど、ミドルシニア世代が口座開設に意欲的だった。

口座開設者の年齢構成口座:外為どっとコム

3.まとめ

2023年6月のFX取引は、USD(米ドル)でJPY(円)が3.6%も下げたが、個人投資家は全体的に食指が動かなかったようで、業界全体で取引金額は1000兆円に届かなかった。米債務上限問題が決着したものの、各国の金融政策の先行き不透明感が晴れないうちに、瞬く間にJPY(円)が下げてしまい、JPY(円)を売りたくても売り切れなかった投資家がいた一方、本邦と主要国との金利差からJPY(円)買いも躊躇され、結局、取引を手控えた個人投資家が多かったと推察できる。
こうした中、USD/JPY(米ドル/円)、GBP/JPY(ポンド/円)を中心にミドルシニアの短期売買が優勢だったようだ。

※過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB


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