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ドル反転の動き、クロス円は今後も上昇期待/日銀会合はYCC解除の可能性を警戒 6月16日(金)志摩力男

配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。

動画配信期間:2023/6/16~2023/6/30

月曜から金曜までの毎営業日、外為市場に長年携わってきた5人のコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

目次

0:00 米CPIとドル/円相場振り返り
2:56 FOMCとドル/円相場振り返り
5:36 ECBとユーロ/ドル相場振り返り
6:36 ユーロ/ドル動向分析
7:41 ポンド/ドル動向分析
8:45 米ドル/カナダドル動向分析
9:24 豪ドル/米ドル動向分析
11:18 日銀会合の展望

要約

本日強調したいのは、いろんな通貨ペアにおいてドル反転の動きが見えるというところ。
ユーロドルに関しては、前回の高値1.11ドルを超えると、上昇トレンドが確認されると予想。加えて、2000年の安値から引かれたトレンドラインに沿った動きが見られ、このラインを超えたら強い上昇の動きが期待できる。また、1.60ドルからの下げが0.95ドルで完了した可能性もある。
一方、ポンドドルは、底入れの動きが見受けられる。前回の高値を超える動きと、そこから引かれたラインから見て、ヘッドアンドショルダーの形状を示している。ターゲットは1.5ドル台で、これが達成されるとユーロも1.2ドルに向かう可能性がある。
ドルカナダは、最近1.3220ドルを底値に1.4ドル近辺でもみ合い局面に入っている。しかし、大きな価格帯を形成した後に下に抜けそうな動きが見られ、ここから更なる下降トレンドに入るかもしれない。
豪ドル米ドルについては、これまでの高値0.68ドル前後を超えたことで、ストップロスが引き起こされ、急騰した。ダウントレンドラインがあるので、ここが1回引っかかりそうなところだが、ここを抜けてくるとまたここから一段の上昇が見込まれると予想される。
これらの動きから、ドル円以外の通貨ペアではユーロドルやポンドドル、ドルカナダなどがドル安に転じている。ドル円の動きは不確定だが、これらの動きから考えると、気になる点だ。クロス円も今後上昇しやすくなる可能性がある。
日銀のYCC解除も視野に入れ、発表や植田総裁の会見に注目。何も変わりがなければ、ドル円やクロス円の購入を考えるが、7月の何かしらのヒントが得られるかもしれないため、会見の内容に注目したい。

 
志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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