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ドル/円予想「139円台でもみ合いか?米CPI/FOMCなど重要イベントを控える」(ロンドン市場チャート分析)2023/6/12

目次

▼ドル/円 今夜の相場見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画

ドル/円 今夜の相場見通し

環境認識を行います。

まず日足のチャート形状から上昇基調は継続と見ています。しかし、直近の動きを見てみると方向感がない状況が続いており三角持ち合いを形成しています。移動平均線を見ると20日線・80日線は上向きになっていますが10日線が下向きで上値抵抗として意識されています。方向感がない中で、三角保ち合いをどちらにブレイクしていくのかが今後の注目ポイントになってきます。今夜については引き続き三角保ち合いの中での値動き、もしくは139.00円-140.00円程度のレンジ推移になりそうです。

4時間足を見ても三角保ち合いを形成して方向感がありません。また、直近の値動きは138.30円-140.50円のレンジ推移しています。そのため、三角保ち合いをブレイクした先にはレンジ上限下限が位置していますので反転もしくは反発する可能性があります。明確にトレンドが出るには三角保ち合いではなくレンジブレイクを確認したいところです。とはいえ、三角保ち合いをブレイク後のレンジ上下限まではある程度の値幅がありますのでデイトレードでしたら方向感を見極めて十分に取引出来る状況になりえると思います。

市場では明日以降の米5月消費者物価指数や米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合に関心が集まっているため今夜は様子見ムードとなりそうです。引き続き139円台での値動きが続くと見ています。

ドル/円の予想 まとめ

本日のドル/円トレード方針は、基本は買いです。環境認識で上昇基調の中で方向感を模索していることがわかっているため下値は底堅いと見れます。そのため、139円台前半で反発の局面が押し目買いのポイントとなる可能性があります。

ドル/円見通し動画

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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