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ドル円相場6/5週振り返り 139円台中心に揉み合う展開

 

ドル円139円台中心に揉み合う展開

今週初めのドル円は、先週末からのドル高の流れを引き継ぎ、140円台前半へと上昇しながらスタートしました。

先週末の米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回ったことを受け、ドル円は今週初めにかけて140円台前半へと上昇しました。

しかし5日(月)夜に発表された米5月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことでドルを売る動きが強まり、6日(火)夕方にかけて139円台前半までドル安が進みました。

その後上下しつつも大きな方向感が出ることはなく139円台での動きが続きましたが、7日(水)夜にカナダ中銀が利上げ再開を決定したことが伝わると、米FRBの利上げも長期化するとの見方が強まりドル円は一時140円を上抜けて上昇しました。

8日(木)には再びドル安の流れとなり、同日夜に発表された米新規失業保険申請件数が予想を上回ったことで労働市場の悪化が意識され138円台後半へと下落しましたが、9日(金)午前には139円台へと持ち直すなど一進一退の動きとなりました。

今週のドル円は材料不足の中、上下に振れながらも139円台を中心に揉み合う展開となりました。市場では来週の米FOMCで政策金利据え置きとなり、7月のFOMCで利上げが再開されるとの予想が広がっています。来週は米CPIやFOMC、日銀の金融政策決定会合など重要イベントが集中しており、FOMCの結果や次回会合に向けて利上げの見通しがどのように変化するかに注目が集まります。

 



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