ドル/円予想「近くて遠い140円台…三角保ち合いをブレイクできるか！？」（ロンドン市場チャート分析）2023/6/7

目次

▼ドル/円 今夜の相場見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画

ドル/円 今夜の相場見通し

環境認識を行っていきます。

日足チャートを見ると、下値を切り上げる流れが続いていますが、上値が切り下がっており上昇一服感が漂ってきました。20・80日移動平均線が上向きを維持しているのに対し10日線が横ばいで上値を抑えています。139円台後半で伸び悩み前半では底堅く推移する展開となっています。

4時間足だと三角保ち合いを形成していることがわかります。直近は139.00円-140.00円のレンジ推移となり方向感が定まっておらず、本日も同レンジ内での値動きが続きそうです。仮にレンジをブレイクした場合は、下は138.40円、上は140.50円までレンジ幅が拡大する可能性があります。

東京市場では、日経平均株価が約33年ぶりの高値を更新しましたが、一転して大幅安となったことで139円台後半から139.10円台まで下落しています。その後は持ち直しており139円台での推移が続いています。

今夜21時30分に米4月貿易収支が発表されますが、新たなトレンドが発生するような動きにはなりにくいでしょう。そのため、欧米市場では米債利回りの動きを睨んだ展開が見込まれます。

ドル/円の予想 まとめ

本日のドル/円トレード方針は、139.00円-140.00円のレンジを想定して押し目買い・戻り売りポイントを見極めていきましょう。

ドル/円見通し動画

 

外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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