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ドル/円の上昇トレンドはまだ数ヶ月続く 【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年6月7日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

ドル/円は堅調さを維持し、今週も140円台に一時乗せる場面がありました。
本日は139円台前半で推移をしております。
日経平均株価が再び年初来高値を更新してきており、ドル/円の上昇材料は健在です。
財務省から円安牽制があるものの、昨年の流れをみておりますと、三者会合やレートチェックでは『焼石に水』状態でした。
引き続き、じわじわと高値を追いかける展開があると予想します。
また昨年152円近辺からのドル/円下落は米国CPIの著しい低下が見られ始めたことに起因しております。
現在は下げ止まり感が出ておりますので、高金利時代が続く可能性を加味すると、やはりドル/円上昇トレンドはまだ数ヶ月続くのではないかと個人的には予想しております。本日もチャート分析していきましょう。

目次

▼RCIは下落反転失敗パターン
▼ドルインデックスは踊り場か?
▼昨日サプライズの豪中銀、今晩はカナダ中銀

RCIは下落反転失敗パターン

出所:TradingView

ドル/円4時間足です。
並行チャネルを想定してラインを引いておりますが、三角保合形状もパターン的にありえますので、2つのパターンを用いて考察します。
下限上昇ラインは暫定ですが138.80-139円で推移しており、今週後半にさがったところで買われるポイントをみますと、この付近ではないかと予想します。
RCIも下落トレンド転換のシグナルとは程遠い位置関係にそれぞれありますので、おそらくですが、個人的には天井圏で三角持ち合いが妥当ではないかな、と予想しております。
RCI52はマイナス圏に沈下し、下落を示唆しておりますが、実際には天井圏で揉み合う値動きになっていることを考えると、反転失敗パターンが妥当ではないかというイメージです。
先週後半に限っては売り目線でしたが、今週は上昇目線に再度切り替えております。

ドルインデックスは踊り場か?

出所:TradingView

ドルインデックス日足に切り替えます。
こちらは下降トレンドラインを右方向に抜けて上昇し、一服感が出ております。
目先ターゲットは105.65ドル付近に引けるレジスタンスラインでしょうか。
あと150ポイント程度は上昇の余地があると予想しております。
ドル/円の値幅的には2円程度になると思われます。よって、次のレジスタンスは141円の前半が一つのポイントとなりそうです。
円単独で売られていない限り、一部利益確定をいれるなら、この価格帯を意識しておくと良いかもしれません。

昨日サプライズの豪中銀、今晩はカナダ中銀

出所:TradingView

かなり久しぶりですが、カナダ/円分析です。
目先104.65円がレジスタンスラインとなっており、先日つけたばかりです。
昨日、RBAは市場予想に反して利上げをし、インフレ鎮静化にもう一歩踏み込んだ形です。そもそも政策金利が低かったこともありますが、カナダ中銀もしばらく利上げを停止してから月日が経過します。
米国ターミナルレートは、現在5.25%-5.50%がおおよそコンセンサスになりつつありますので、カナダ中銀もRBAにならって微調整してくるならば、25bp引き上げて、4.50%→4.75%とする可能性は多少あるでしょう。
今晩政策金利を引き上げずとも、次回引き上げの含みを持たせるだけでも十分、カナダ上昇要因になります。

【ひろぴー氏出演動画】


【インタビュー】

f:id:gaitamesk:20191224173146p:plain
「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)

<もくじ>
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f:id:gaitamesk:20191224173226p:plain「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
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<もくじ>
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・ローソク足は基本どおり見る
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ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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