個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。
作成日時:2023年4月12日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー
目次
▼最新の相場分析
▼ドル/円は今一度戻り売りトレードか?
▼豪ドル/円にも売りチャンスあり
最新の相場分析
今週月曜日に植田新総裁の記者会見がありました。
内容的には、思っていた以上にハト派でした。黒田前総裁の姿勢をしっかりと受けついだ印象です。
時折みせる強張った表情を拝見するに、財務省からの圧力も大きなものなのかな、とさえ思う神妙な顔つきでした。
あの記者会見の様子ですと、イールドカーブ・コントロール(YCC)の変更ですら、しばらくなさそうです。
日本サイドからすれば、このまま世界的に物価高が収まれば現状維持でも自然とインフレが解消されるという狙いがあるのかもしれません。
それはその通りかもしれません。YCCバンド幅拡大は日本経済にとっても最も致命的なポイントです。上限幅拡大は債務が増加しますので本当にやりたくないのでしょう。
日銀と為替市場のババ抜きがまだまだ続くように感じます。
ドル/円は再度上昇か?
出所:Tradingview
ドル/円日足チャート分析です。
3月からずっと売りトレードを継続してまいりましたが、昨日の会見にて133円を超えて持っていたショートポジションは損切りに終わりました。
今回の総裁記者会見での姿勢は短期的に円高方向に向かう要素が全てなくなりましたので、もはや買いトレード再開をしなければならないのかもしれません。
米国のインフレ率もしっかりと低下傾向にあることから、そこまで上値は期待できませんので、後述しますが、ユーロ/円やポンド/円に注目をしております。
ドル/円、欧州通貨円で買いトレードを4月は実行予定です。
チャート分析に話を戻します。
133.75円前後に引けるレジスタンスラインとフィボナッチ50%戻しのラインを抜け始めております。
先ほど134円に一瞬乗せましたが、YCC修正期待の円ロングポジションはまだ多く残っていると考えます。
もうしばらくショートカバーが続くイメージで買いトレードを開始します。
昨日の安値は133円を少し割り込む程度でした。押し目は浅そうです。
今週後半は133円台前半からの買いを意識し、135円方向を狙ったトレードを開始したいと思います。
今夜は米国の消費者物価指数(CPI)ですが、インフレ率低下はある程度織り込んでいると考えております。
しかしながらCPIコアの市場予想が先月よりも高い予想となっており、市場予想通りならば、5月の利上げは100%織り込みにいくと予想します。
原油価格は昨年3月と比較すれば、大きく下落しているので、CPIは下がって当然です。
CPIコアの上昇が本当に実現するならば、本当のインフレ率低下は下げ止まりを意識せざるを得ません。
その為、市場予想通り、またはほんのわずかに上回るだけでドル買いは強く発生すると思います。
CPI低下で下げたところは逃げ場になると予想し、ドル/円は買いトレード優勢を判断し目線を切り替えました。
ユーロはまだまだ利上げ?
出所:Tradingview
続いて、ユーロ/円 日足です。
三角保合をしっかりと抜け始めております。
前回、ブレイクがダマシとなり、今一度、反落の様相でしたが、この1週間は上昇トレンド再開となっております。
ユーロ/ドルも上昇しておりますので、ドル/円よりもユーロ/円の上昇のほうが強く推移していることになります。
日本サイドがまだしばらく緩和継続、ドルはあと1回の利上げ程度、しかしながらユーロはまだ50bp以上の利上げ幅余地を残しておりますので、そうなりますと、ユーロ/円の買いトレードのほうが効率良いでしょう。
よって、月曜日からユーロ/円買いトレードを開始しております。
目先146.76円にレジスタンスラインが引けます。
ここが第一目標とし、抜けていく場合は148円を意識したトレードに上方修正予定です。
RCI52も上方向に向き始めており、日足レベルでは4本とも上方向に向かい始めました。そしてこのタイミングで三角保合をブレイクしているため、色々と条件が重なりました。
ファンダメンタルズも利上げ余地があることから、資金がユーロに幾分かシフトしやすいでしょう。
ユーロ/ドルも1.10超えが意識されそうです。ユーロ/円はあと1~3円ぐらいの上昇の余地があると判断し、買いトレードを繰り返す予定です。今週後半はCPIとPPIと重要経済指標が続きます。
しかしながら、日本側の金融政策に変更がないとはっきりと明示されましたので、しばらくは円が最弱、ユーロに強気、ドル売りを狙うならユーロ/ドルの買いといったイメージをもってトレード予定です。
【ひろぴー氏出演動画】
【インタビュー】
「初心者から上級者まで相場観が一致したときが一番危険」(前編)
<もくじ>
・幼稚園児 投資に目覚める
・どこか引っかかる感じを大切に
・個人投資家におすすめ書籍と読む時期
「低勝率型こそ1憶円への近道」(中編)
<もくじ>
・勝率は低いほうがいい
・その失敗が糧となる!?
・他の金融商品も考え方は一緒
・日銀緩和のときに活きた投資の勉強
・決済はむずかしい
・低レバレッジでリスクを抑える
「はじめて話す 外為注文情報 活用法」(後編)
<もくじ>
・損切り注文の功罪
・シグナル、逆シグナル
・検証の果てに
・ローソク足は基本どおり見る
・外為注文情報の活用
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FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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