この番組は、TEAMハロンズ黒川が本日の注目材料を３分でわかりやすく解説する番組です。
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ドル、売場探し 与信評価不安続く－米国３月サービス部門購買担当者景気指数ＰＭＩ
動画要旨
米国３月サービス部門購買担当者景気指数ＰＭＩ
3月24日、22時45分に米国で3月サービス業購買担当者景気指数、PMI・速報値が発表されます。
この指数は、購買担当者らにアンケート調査した結果をまとめたデータで、景気の方向性を探る上で市場関係者は注目しています。景況感の好不調は50を上回れば好調と判断され、下回れば不調と解釈されます。同様の指標にISM、米供給管理協会がまとめるISM景況指数がありますが、それよりも公表時期が早いため速報性が高いとされています。
米国３月サービス部門購買担当者景気指数ＰＭＩを見る上でのポイントは3つ
1つ目は、2月は50.6と、8カ月ぶりに景気判断の分かれ目である50を上回りました。暖冬の影響で外出機会が増えたことなどがヘッドラインを押し上げた要因とされました。また、先行きに関しても楽観的な見方が増えるなど、米国のリセッションリスクの緩和が意識されました。
2つ目は、同様の指標である2月のISM非製造業総合指数も55.1と2カ月連続で、50を上回っているほか、消費者センチメントも足元は底堅く、米国内の景況感は年明け以降、改善傾向が続いていると言えそうです。
3つ目は、しかしながら、3月10日のシリコンバレー銀行、12日のシグネチャーバンクの破綻による、外部環境の変化が懸念されます。アンケート調査は、通常、該当する月の10日頃から20日頃にかけて行われるため、一連の破綻が企業センチメントに影響を及ぼしても不思議はありません。
金融不安が瞬時に需要を消失させるほどではないため、足元の景況感はそれなりに保たれると考えますが、与信状況の引き締まりなどから先行きの不確実性の高まりが、企業マインドを圧迫していても、おかしくありません。
ドル/円の反応
米国３月サービス部門購買担当者景気指数ＰＭＩ
TEAMハロンズとしては、利上げによる借入コストの上昇や、今後の与信評価が厳しくなるとの不安が企業マインド全体を抑制するとの思いから、発表直後のドル円は下向きの反応になりやすいのではと見ています。
3分早わかり過去の結果
※過去10回分を表示、更新日2023年3月23日
※この文章は情報提供を目的としており、見通しはあくまでも個人的な見解に基づいたもので、結果を保証するものではありません。投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
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円卓で有名だった旧・上田ハーローの元ディーラー・ストラテジスト・アナリストの所属のチーム。マネ育chに「3分テクニカル分析」（動画）、週刊為替レポート「ハロンズ」、米雇用統計レポート「米国雇用統計の予想と戦略」等執筆。X（Twitter）アカウントTEAMハロンズ（＠TeamHallons)では、マーケット雑感、経済指標のヘッドラインを呟いている。平日21：00からはLIVE番組【実践リアルトレード】も担当し、テクニカル分析の解説やリアル口座を使ったトレードをお見せするなど、FX個人投資家の皆様のお取引に有効な情報を日々、配信している。
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