目次
▼最新のドル円相場は…ドル買い強まり今年高値を更新
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…強気目線で138円もみえてくるか?
▼ドル円トレードで注意しておきたいポイント…135円を上抜けられるか反落か
▼来週のイベント
最新のドル円相場は…ドル買い強まり今年高値を更新
今週のドル/円は、複数の米経済指標が予想を上回る結果となりドル買いが強まっています。また、FRB高官によるタカ派発言などから、来月3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を50bp(0.5%ポイント)に戻すとの観測が広がり、今年高値を更新する展開となっています。
ドル円相場をテクニカル分析で確認…強気目線で138円もみえてくるか?
現在の状況をテクニカル分析で確認したところ、13・52週移動平均線(緑・紫)を上抜けたことでドル買いが強まり今年の高値を更新(執筆時16時頃:134.891円)しています。RSIに関しても50ラインを上抜き、上向いていることから上昇の勢いが強まっていることがわかります。目先の注目ポイントは135円の節目です。134円半ば~135円がレジスタンスゾーンとして意識されていますので明確に上抜けられれば、26週線(桃)が位置する138円台へ上値余地が高まります。一方で135円をレジスタンスとして反落した際は、130円を下値メドに方向感を模索する展開が考えられます。
ドル円トレードで注意しておきたいポイント…135円を上抜けられるか反落か
日足のチャート見ると、10・20日移動平均線(緑・桃)にサポートされながら堅調さを保っています。また、MACDとシグナル線(赤・青)が0ラインを上抜けてきたこともあり上昇トレンド継続の期待が持てます。ただし、上述の134円半ば~135円のレジスタンスゾーンを上抜けられれば高値更新の展開が考えられる一方で、反落すれば方向感を模索する相場状況となる可能性があることに注意しておきましょう。
来週の重要イベント
2/22☆FOMC議事録
2/23☆米10-12月期GDP・改定値
2/23☆米新規失業保険申請件数
2/24☆植田次期日銀総裁候補所信聴取
2/24☆米1月PCEデフレーター
著者紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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