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米ドル/円
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ドル円134円台後半 米PPIなど受け上昇

ドル円134円台後半 米PPIなど受け上昇

16日のドル円は米1月生産者物価指数(PPI)の強い結果やアメリカの利上げの長期化を示唆する要人発言などを受けてドルが買われ、本日午前には134円台後半まで上昇しました。

16日夜にかけてドル円は小幅な動きが続きましたが、22時半に米1月生産者物価指数(PPI)が発表されると、市場予想を上回る結果を受けてドルを買う動きが強まりました。

同時に発表された新規失業保険申請件数が予想に反して減少となり、労働市場の逼迫が示されたことや、米クリーブランド連銀のメスター総裁が「金利は5%を超えた水準にしばらくとどまる必要がある」と発言したこともドル買い材料となり、ドル円は24時前に1月6日以来の高値となる134.47円前後まで上昇しました。

買いが一巡すると本日早朝にかけて133円台後半まで反落しましたが、本日午前には米長期金利の上昇を背景に再びドル買いの動きが強まり、134円台後半まで上昇しました。

ドル円上昇基調も週明けにかけて動意鈍るか

16日夜に発表された米PPIが予想上振れとなったことやクリーブランド連銀メスター総裁の発言を受けて利上げ長期化観測が強まり、ドル円は本日午前にかけて一段と上昇しました。

14日に発表された米1月消費者物価指数(CPI)に続き米PPIも予想を上回ったことでアメリカのインフレの根強さがあらためて意識され、インフレ抑制のために今後利上げペースが加速するとの見方も出てきています。

本日はドル円関連の重要指標の発表予定がないことに加え、週明けの20日(月)はアメリカが祝日でニューヨーク市場が休場となることから、値動きは限定的となることが予想されます。ただし米リッチモンド連銀のバーキン総裁や米FRBのボウマン理事による発言機会があり、市場の利上げ長期化観測を強めるような発言が伝わればドル円の続伸につながる展開も予想されます。

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