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豪ドル/円 今日の見通し「豪州の労働市場は鈍化。しかしRBAの利上げ見通しには影響せず?」2023/2/17

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目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

豪ドルトレードをする上で確認しておきたい、ここまでの相場

・豪1月雇用統計は、雇用者数は市場予想(2万人増)に反して1.15万人の減少となったほか、前月分も2万人減に下方修正された。失業率は3.7%、労働参加率は66.5%とともに前月から悪化した(2月16日)。

・原油価格は小幅下落。米国の金融引き締めが長期化することで、米景気が圧迫されるとの懸念が上値を抑えた。ただ、中国の景気回復による需要増期待が支えとなった。終値は前営業日比-0.10ドルの1バレル=78.49ドル(2月16日)。

・2月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.35%とした。今後の利上げに関しては、「今後数カ月にわたって金利をさらに引き上げる必要がある」とややタカ派的となった。

・豪10-12月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.8%と予想(+7.6%)や前期(+7.3%)から上振れ。12月月次CPIは前年比+8.4%で、前月(+7.3%)からインフレは加速(1月25日)。

今日の豪ドルトレード メインシナリオ

豪州の労働市場は鈍化。しかしRBAの利上げ見通しには影響せず?

昨日発表された豪1月雇用統計は雇用者数、失業率、労働参加率ともに前月から悪化する結果となった。しかし、豪統計局は「2022年の労働市場が強すぎた」「1月は1年で一番季節的な要因を受ける」と労働市場の逼迫が続いていることを示唆した。豪州では昨年10-12月期のCPIが前年比+7.8%とインフレ鈍化の兆しを見せていない。このため、RBAが利上げを見送ることはなさそうだ。
米国では米連邦準備制度理事会(FRB)による高金利政策が長期化しそうだという懸念が高まり始めている。これにより米景気悪化懸念が米国株価指数の下落を誘い、資源国通貨の豪ドルに対する重石となっている。一方で、中国経済回復への期待が豪ドルを支える要因ともなっている。好悪材料が混在しており、方向感が見出しにくそうだ。

この先想定できる相場変動シナリオ

■米景気の減速懸念が高まる
⇒米国株価指数が下落する
⇒資源国通貨の豪ドルは売られる
⇒中国経済の回復期待もある
⇒中国は豪州と交易関係が強い
⇒豪ドルは下支えされる
⇒豪ドル/円は方向感が出ない

豪ドル円 最新チャート分析

今後、豪ドルに影響を与えそうな注目経済指標・イベント

世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは晴れ。8時に豪ドル/円のRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

「短期トレード 速攻チャージ 豪ドル」について

豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、FX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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