と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
- どれどれ、この書類を見ると2022年のFXトレード成績はプラスだったようね♡
あの大相場をプラスで終えられるなんて、私ってやっぱりFXのセンスがあるのかしら♪ - さすが、仕事のできるOLさんは、FXもお上手なのだ!
ところで、OLさんは年間のFXトレード成績の確認のために損益計算書をチェックしていたみたいだけれど、もしや確定申告の準備?
※2022年分の確定申告は2023年2月16日~2023年3月15日までに行う必要があります - あぁ、たしか外為どっとコムさんでは、この損益計算書を、確定申告の際に添付書面としても利用できるのよね!
そうよ!ガッツリ利益を出せたから、しっかり納税の義務を果たすわ・・・と言いたいところだけど、私の2022年の利益は2万円よ!
たしか、FXによる所得が20万円以下なら確定申告をする必要はないのよね?
FXにおける確定申告
通常、年間の収入が2,000万円以下の給与所得者の場合は、勤務先が「年末調整」という作業を行い、源泉徴収済みの金額と本来納めるべき納税額との過不足分を精算しますので、 確定申告をする必要はありません。ただ、FXでの利益は「雑所得」という種類に分類され、これは給与所得や事業所得に含まれない所得のことを指します。その為、サラリーマンなど給与所得がある人で、雑所得が20万円を超えると確定申告をして税金を払う義務が発生します。給与所得がない人でも、雑所得が48万円を超えると税金を支払わなければなりません。
通常、年間の収入が2,000万円以下の給与所得者の場合は、勤務先が「年末調整」という作業を行い、源泉徴収済みの金額と本来納めるべき納税額との過不足分を精算しますので、 確定申告をする必要はありません。ただ、FXでの利益は「雑所得」という種類に分類され、これは給与所得や事業所得に含まれない所得のことを指します。その為、サラリーマンなど給与所得がある人で、雑所得が20万円を超えると確定申告をして税金を払う義務が発生します。給与所得がない人でも、雑所得が48万円を超えると税金を支払わなければなりません。
- その考えは、半分は正解なのだ!
FXの確定申告する際に、対策を取れば、上手に節税することができるのだ~ - 節税・・・?おトクな話は大好きよ♡
- では、まずは、FXにおける「個人口座」での確定申告とはどういったものなのかを説明していくのだ~
FXの確定申告はポジションを決済して、損益が確定した売買損益(為替差益)とスワップポイントに対して税金が課せられるようになっているのだ!
スワップ振替機能
- 外為どっとコムのFX口座「外貨ネクストネオ」にはスワップ振替機能という、保有したポジションを決済することなく、スワップポイントの合計が3,000円以上であれば、即時にFX口座内に振り替えることができる機能があります。振替えた金額は利益として確定するため、この場合は課税の対象となります。
- 損益が確定した・・と言うことは、保有しているポジションでどれだけ利益(含み益)や損失(含み損)が膨らんでいたとしても、その分に対しては課税の対象からは外れるってことよね?
- そうなのだ~
ちなみに、FXで発生した利益は所得税のなかの『雑所得』に分類されて申告分離課税の対象になるのだ!
納税は国民の義務だし、納税の必要があるにも関わらず、申告しない場合はペナルティもあるから、面倒でもしっかり行うのだ! - でも、私のOL仲間は投資信託をやっているんだけど、彼女は確定申告しなくていいからラクだって言っていたわ・・・
- 資産運用で発生した利益には税金がかかるから、原則として自分で損益の通算を行って確定申告を行う必要があるのだ!
OLさんのご友人はもしかしたら、特定口座(※源泉徴収あり)使っているのかもしれないのだ~
投資と一括りにいっても沢山あるけど、納税方法や税率も異なるのだ!
※投資信託の収益から税金が源泉徴収されます - なるほどね~
ねぇ、今税率って聞いて思いだしたんだけど、FXで得た利益の大きさに関係なく税率は一律なのよね? - OLさん、よく勉強しているのだ!
これは、FXの確定申告における、ポイントの1つになるんだけど、極端な話、利益が100万円でも1億でも税率は20.315%なのだ~
所得額の大小に関わらず税率は一律
店頭FXにおいては申告分離課税が適用され、所得額の大小にかかわらず、税率は一律20%となります。ただし、現在は2013年1月1日から向こう25年間に渡り、所得税額に対し2.1%の「復興特別所得税」が課されています。したがって同期間の税率は、一律20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%(15%×2.1%)+住民税5%)となります。
店頭FXにおいては申告分離課税が適用され、所得額の大小にかかわらず、税率は一律20%となります。ただし、現在は2013年1月1日から向こう25年間に渡り、所得税額に対し2.1%の「復興特別所得税」が課されています。したがって同期間の税率は、一律20.315%(所得税15%+復興特別所得税0.315%(15%×2.1%)+住民税5%)となります。
- 利益が大きくなるにつれて、税率がどんどんあがるわけじゃないなら、個人投資家さんにはありがたいわよね~
※不動産投資などは累進課税制度が用いられ、この場合は所得が基準を超えた分について税率が高くなります - そうなのだ!
つぎに、ポイント2つめの説明なのだ!ズバリ損益通算ができるのだ~
例えば、FX口座を複数の会社で開設していて、A社では「30万円の利益」を出せたけれど、B社では「20万円の損失」を出してしまったとするでしょ?
利益と損失分を相殺させると、トータルで10万円の利益だから・・・ - あっ!利益は20万円に満たないから、課税されない!!
- ピンポーン
何でもかんでも通算することが出来るわけではないけれど、FX以外にも、FXと同じ「先物取引に係る雑所得等」となら、損益通算することができるのだ!
OLさんは、外為どっとコムにFX口座の外貨ネクストネオ以外にも、 FX積立のらくらくFX積立、バイナリーオプションの外貨ネクストバイナリーを持っているでしょ?これらで発生した損益も通算が可能なのだ~ - なるほどね、これで「20万円を超える利益が出ていないと確定申告の必要はない」と私が言った時に「半分正解」っていったベレーちゃんの言葉の意味がわかったわ!
ベレーちゃんの「A社では30万円の利益、B社では20万円の損失」の例でいくと、この損益通算を活用すれば、ざっと6万ほど節税できたってことよね??
損益通算あり・なしをシミュレーション
- 他にも個人投資家なら知っておきたい節税ポイントがあるのだ!
FXの確定申告ポイント3つめ、確定させた損失を最大3年後まで繰り越すことができる損失の繰越控除の制度があるのだ! - 損を3年間も引きずるのはイヤよ!私、切り替えが早いんだから!
- ・・・。イメージしやすいように、図を使って説明するのだ!
損失の繰越控除が3年間可能
- 2022年は残念ながら、損失を出してしまったけど、その後はしっかりと成績を残せたケースなのだ~
ここで、問題なのだ!!2023年から2025年分の確定申告を毎年行った場合、トータルでいくら税金を納める必要があるでしょうか? - そんなの簡単よ!
20万円を超えたら課税対象になるから、2023年分は「40万円」、2024年分は「30万円」、2025年分は「35万円」でトータル105万円が課税対象額・・・
ざっと21万円くらい(105万円×20.315%)かしら!? - ブゥブー不正解なのだ!正解は・・・「0円」なのだ!
- ベレーちゃん、あのねぇ・・・納税は国民の義務よ!
それを支払わないなんて、ペナルティが課せられるわよ! - OLさん、誤解なのだ!
損失の繰越控除を受けることで、大きな損を出してしまったとしても、損失を最大で3年後まで持ち越して利益と相殺させることができるのだ!
- あぁ、理解できたわ!
3年間でトータル105万円の利益を出したとしても、その前の年に120万円の損を出してるから、それを通算するとマイナスだもんね!
だから、課税対象額は「0円」ってことね!? - さすが、飲み込みが早いのだ!
ちなみに、「損益通算」「損失の繰越控除」とも、適用をうけるにはしっかりと申告が必要なのだ~! - 確定申告って、一定の利益を出せた方だけが行うとばかり思っていたけど、「損益通算」と「損失の繰越控除」というルールをうまく活用することで節税できるケースがあるのね!
- 特に「損失の繰越控除」においては、損失が発生した年だけでなく、損失分を繰り越す期間は忘れずに毎年確定申告が必要なのだ~
- 損失を出してしまうのは悲しいけど、翌年に損失の繰越控除の恩恵をうけるためにも、損が出たときも、しっかり確定申告するわ!
これで謎がとけてスッキリしたわ~ - お役に立てて光栄なのだ!FXの確定申告について、もっと深くプロのお話が聞きたい場合には、この動画をチェックなのだ~
- さっそくチェックしてみるわ!
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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