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ドル円一時132円台 米雇用統計や日銀総裁人事めぐる報道受け上昇

ドル円一時132円台 米雇用統計や日銀総裁人事めぐる報道受け上昇

3日のドル円は日通し横ばいの状態が続きましたが、米雇用統計などの結果を受けて深夜には131円台まで急伸しました。さらに本日6日、日銀の次期総裁に関する報道を受けて続伸し、一時132円台となりました。

3日、ドル円は米雇用統計の発表を前に様子見ムードが広がり、夜にかけて128円台で方向感なく推移しました。

同日22時半に米雇用統計が発表されると、雇用者数が予想を大きく上回ったことや失業率が54年ぶりの低水準となったことを受けて米FRBが早期に利上げを停止するとの観測が後退し、ドルを買う動きが強まってドル円は130円台まで急伸しました。続いて24時に発表された米1月ISM非製造業景況指数も予想を上回ったことから、ドル円は131円台前半まで上値を伸ばしました。

さらに週明けの本日6日、政府が日銀の雨宮副総裁に次期総裁への就任を打診したとの報道が伝わりました。現体制下で黒田総裁とともに大規模な金融緩和策を推進してきた雨宮副総裁が新総裁となれば、今後も金融緩和策が継続される可能性が高いとの見方が広がり、円を売ってドルを買う動きが強まってドル円は一時132円台へ続伸しました。

ドル円上昇続くか 明日のパウエル議長発言に注目

3日は米指標が強い結果となり、米FRBによる利上げが継続するとの観測が強まりました。さらに本日伝わった日銀の次期総裁人事に関する報道を受けて大規模な金融緩和策が継続されるとの見方が広がり、日米の金利差拡大が意識されて一時132円台まで円安ドル高が進みました。

日銀総裁人事については鈴木財務相が「何も聞いていない」と発言したことが報じられましたが、4月の総裁交代を控えて、新体制の日銀がどのような金融政策を打ち出すのか今後も続報が注目されます。

本日ドル円関連の重要イベントは予定されていませんが、明日はパウエル米FRB議長の発言機会があり、先週の米雇用統計をどのように評価するのか注目が集まります。また、アメリカ上空を飛行した中国の気球を米軍が撃墜したことが報じられて米中関係の緊迫化への警戒が高まっており、為替への影響にも注意が必要となりそうです。