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「ドル/円32年ぶりの円安!為替介入!為替のプロが選んだ、今年の3大ニュースはこれだ!」まんが!週刊FX 2022年12月29日号

まんが週刊FX

と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!

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今年の金融市場は記録と記憶に残る年だったのだ~
個人投資家の皆さんは、この大相場をどのように乗り切ったのか気になるのだ!
課題が残る方も利益が積み上がった方も、自分のFXトレードや為替相場の動向を振り返りつつ、2023年の目標や課題と向き合って欲しいのだ~

という事で、今日は外為どっとコム総研の小俣さんと一緒に2022年のドル/円相場に何があったのかササッと振り返ってみるのだ!
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ベレーちゃん、よろしくお願いします
今年は目まぐるしく変化する景気・金融政策の見通しに一喜一憂する形で為替相場も大きく動きましたね

外為どっとコム総合研究所 小俣凪子

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ドル/円相場が1990年以来の高値まで上昇するなど、「歴史的な円安」とあって外為どっとコム総研さんも、今年はTVの取材を受けたりと、例年より忙しい1年だったと思うのだ~

報道・情報番組の取材を受けました

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そうですね、多くの方に外為どっとコム総研を知っていただきとても嬉しいです♪♪
すっすみません、浮かれてしまって、、、では、話を元に戻します

ドル/円の年間平均レート※を調べると、2020年は「106.76円前後」、2021年は「109.88円前後」、2022年においては131.49銭前後(2022年12月16日時点)と、今年は前年より約20%も円安・ドル高が進んでいます
ドル/円相場に何があったのか、2022年の動向をおさらいしましょう

※外為どっとコムのレート(終値ベース)より参照

▼「円安が進んだ背景」はこちらから

2022年ドル/円相場の主な出来事

1月 
ウクライナ情勢の緊迫化などにより、113.40円台の年間安値をつけた。ただ、その後に米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和を2022年3月に終了し、次回3月会合での利上げを開始することを示唆。また、パウエル議長は保有資産を減らす量的引き締め(QT)にも取り組む考えを示したことで、買い戻しが進んだ。2月 ロシアによるウクライナ侵攻で、不安心理が高まった。ウクライナ情勢を巡る思惑が交差する中、月間の値動きは2円程度と今年最少の値幅となった。 3月 FRBは約3年ぶりの利上げを決定。一方、政府・日銀は長期金利の上昇を抑え込むため、29日から3日間、国債を無制限に買い入れる「連続指値オペ」に初めて踏み切った。日米の金利差拡大が意識され、急ピッチで円を売ってドルを買う動きが強まった。 4月 日本政府高官から「円安けん制」発言が繰り返されたものの、円安の流れは変わらず、13連騰を記録。なお、日銀は金融政策決定会合で指値オペを原則毎営業日連続で実施する方針を打ち出した。 5月 FRBはFOMCで0.50%の利上げとともに、FRBの保有資産を圧縮する量的引き締め(QT)を決定。決定は事前の予想通りであり、また市場が警戒していた0.75%幅での利上げの可能性についてパウエルFRB議長が否定的な見方を示したことで、FOMC後にドルは売りが優勢となった。 6月 序盤に発表された米重要指標が軒並み良好だったこともあり、堅調に推移。FRBは直前の織り込みどおりに、1994年11月以来、27年7カ月ぶりの大きさとなる0.75%の利上げを実施した。
 7月 米四半期GDPが二期連続でマイナス成長となり、景気後退の懸念から発表後にドル安・円高方向に振れた。 8月 ペロシ米下院議長が台湾を訪問したことで、米中関係悪化の懸念からリスク回避の円買いが一時強まった。 9月 大幅利上げを決めたFRBに対し、日銀は金融政策決定会合で「大規模な金融緩和維持」を決定。日米金利差拡大でドル高・円安が加速する中、日銀24年3カ月ぶりにドル売り・円買いの市場介入を実施した。 10月 1990年7月以来の高値となる152円目前まで上昇。
円安の流れに歯止めをかけるべく、日銀は市場介入(覆面介入)に踏み切った。為替介入(ドル売り・円買い)の金額は過去最大規模の6兆3,499億円だった。
。 11月 月間の終値ベースでは約7%程度の大幅下落となり、1998年12月以来となる下落率だった。なお、FRBは4会合連続で0.75%の大幅利上げを実施。12月 FRBが0.50%の利上げを決定し、3月の利上げ開始以降
初めて上げ幅を縮小。同時に発表された政策金利見通しは2023年末の予想中央値が5.1%と前回9月の4.6%から
大幅に引き上げられた。発表後に米長期金利の上昇とともに
ドル買いが強まった

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こうやって、改めて金融市場を取り巻く環境を整理すると、きっと為替相場の先行き予測にも繋がると思います
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そうだね、為替市場の変動要因は常に変化をするから、市場は今何に注目しているのかと、アンテナを張り巡らせておく必要があるね

外為どっとコム総合研究所 神田卓也

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神田さん!!
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神田さん、お久しぶりなのだ~
せっかくなので、神田さんのお話も聞きたいのだ!
色々あった2022年だけど、何が印象に残っているか教えて欲しいのだ!
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ベレーちゃん、今年も外為どっとコム総研のメンバーが大変お世話になったね
来年もよろしく頼むね!
印象に残っていることかぁ・・・私も長年、金融市場を見てきたけど、今年はこの3つが特にインパクトが大きかったかな!

為替のプロ!神田卓也の今年のビッグニュース

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ロシアとウクライナの緊張関係は、最近始まったものではなく、数十年前から火種がありましたが、両国の過去30年間にわたる確執の結果、今回の事態に陥っています
残念ながら、紛争は世界のどこかで起こっていますが、ここまで大きな軍事衝突は近年なかったかと・・・

▼「ロシアとウクライナの関係」はこちらから

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両国の衝突は苦難と人道危機がもたらされるだけではなく、世界経済の減速とインフレ率を加速させるなど大きな影響を与えているね

ほかには、インフレーション(物価上昇)とデフレーション(景気停滞)が同時に発生する経済の現象スタグフレーションだね
日本も1970年代、第一次オイルショックの後にスタグフレーションを経験したと言えるのだけど、昨今の世界経済は、約50年前の石油ショック以来のスタグフレーションが現実味を帯びてきているんだよ
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たしかに、原油やエネルギー、小麦などの多くの生活必需品の価格が上昇していて、家計が圧迫されているのだ~
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あと、最後3つめは、政府・日銀が歴史的な円安に歯止めをかけるべく、24年ぶりの円買い介入を行ったことかな
今年は金融・経済の歴史に刻まれるような出来事が多いこともあり、金融市場が大きく反応したね
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神田さん、来年の為替市場をどう見ていますか?
注目は、やはり金融政策の行方でしょうか?
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でも、直近12月14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、パウエルFRB議長は利上げペースを緩めるにはまだ程遠いと念押ししているのだ~

インフレ抑制のために「しばらくの間、制限的な水準で政策を維持する必要がある」とFRBは来年から利下げに踏み切るであろうという市場の見方をけん制したから、きっと2023年中に利下げに転じることはないのだ!
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たしかに、FOMC会合出席者が予想する利上げの最終的な到達点の中央値は前回9月から引き上げているし、2023年も利上げを継続する方針だね

ただね、積極的な利上げ策は終了に近づいておらず、来年も利上げを続ける姿勢を示したパウエル議長の「メッセージ」とは裏腹に、市場は米経済が景気後退に直面すると見ていて、 FRBは経済を下支えするために、「利下げに転換」すると織り込んでいるんだ
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つまり、FRBの政策見通しと市場の見通しは「乖離」しているということですよね?
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その通り!市場関係者の予想と実態の乖離が大きいほど、金融市場は大きく反応する傾向が強いね

市場関係者からはFRBは「2023年秋以降に利下げに転じる」との声も聞こえるよ
もちろん、結果は蓋を開けてみないと解らないけれど、来年も金融政策の動向の概観・分析が引き続き必要だね!

主要各国の2023年政策金利発表スケジュール

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神田さん、ありがとうございますなのだ~
「FRBに逆らうな」という相場格言もあるけど、政策見通しを素直に受け入れるのではなく、慎重に経済データなどを観察しつつ見極めて行くのだ!!
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我々、外為どっとコム総研は来年も個人投資家の皆さまのFX取引における戦略にお役立ていただけるような情報を配信します
来年もよろしくお願いします
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よろしくお願いします

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