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FX個人投資家、USD/JPY(米ドル/円)に一極集中 想定外の円急騰が取引意欲高める! 【外為どっとコム総研FX投資家調査2022年11月】

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株式会社外為どっとコムの完全子会社である株式会社外為どっとコム総合研究所(以下、「外為どっとコム総研」、本社:東京都港区、代表取締役社長:竹内 淳)は、個人投資家の外為投資に役立つ外国為替情報の調査・研究を行なっており、FX投資家の実態を調査しましたので、お知らせします。

FX個人投資家、USD/JPY(米ドル/円)に一極集中 想定外の円急騰が取引意欲高める!

1.一般社団法人金融先物取引業協会 FX投資家動向まとめ

店頭FX取引円金額は19.2%増加、取組高は10.3%減少

金融先物取引業協会が12月14日に公表した資料によると、2022年11月の店頭FXにおける取引金額は前月比約19.2%増の1297兆6651億円と、2008年11月に統計を取り始めて以来、最高を記録した9月の1398兆484億円に一歩及ばなかった。一方、月末時点の未決済ポジション(取組高=建玉)合計は約8兆3706億円と前月末比約10.3%減少した。

また、11月はJPY(円)急騰の場面で短期売買が活発化したことが影響し、USD/JPY(米ドル/円)の取引額は約45.5%増加と、取引がUSD/JPY(米ドル/円)に一極集中した。取引金額上位の5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・AUD/JPY(豪ドル/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順だった。

取引金額とポジション計:協会まとめ
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成。
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は百万円

2. 株式会社外為どっとコムFX投資家動向2022年11月

個人投資家、収益削る-想定外のUSD(米ドル)反落で

FX口座数が58万件を超える株式会社外為どっとコム協力の下、2022年11月のFX投資家動向を調査した。
調査対象サービス:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
調査対象期間:2022年11月1日6:00 ~ 2022年12月1日7:00
※FX投資家調査は、特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。

2-1.FX取引における実現損益

FX取引における実現損益でプラスは44.0%、マイナスは56.0%となった。前月からプラスは8.1%ポイントと大きく低下した。本レポートを開始して以降、初めて50.0%を割り込んだ。米消費者物価指数の低下を受け、FRBのタカ派姿勢が変化するとの観測を高め、JPY(円)が対USD(米ドル)において2日足らずで8円超上昇したため、止む無くUSD/JPY(米ドル/円)のロングポジションを決済した投資家がいたことが収益を悪化させたと推察。

取引参加者の損益:外為どっとコム

2-2.通貨ペア別取引者数

通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・EUR/JPY(ユーロ/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)・NZD/JPY(NZドル/円)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・AUD/USD (豪ドル/米ドル)の順。

全取引者のうち、4割超がUSD/JPY(米ドル/円)取引を選好した。また、高金利通貨であるMXN/JPY(メキシコペソ/円)もシェアを伸ばした。

通貨別取引者数:外為どっとコム

2-3.平均取引数量

FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は3.5万通貨(35Lot)と前月と変わらず。今年に入り小口化傾向が続いていたが、直近は回復傾向にある。USD/JPY(米ドル/円)は、1Lotあたり5,600円の必要保証金(12/13時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は、約19万6,000円となる。MXN/JPY(メキシコペソ/円)は、1Lotあたり300円の必要保証金(12/13時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は、1万500円となる。
※現在の取引保証金額はコチラで参照いただけます。

平均取引数量:外為どっとコム

2-4.口座の開設期間

取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均104カ月(8年6カ月)と前月比、横ばいだった。

口座開設期間:外為どっとコム

2-5.FX投資の年齢分布

FX投資家の年代別では40代が33%と最多で、次に50代、30代と続く。性別は、男性が8割近くを占めた。

取引参加者の年齢構成取引:外為どっとコム

2-6.FX口座開設者動向

新規にFX口座を開設した投資家は、30代が最多となり、続いて40代、20代、50代の順となった。

口座開設者の年齢構成口座:外為どっとコム

3.まとめ

2022年11月の為替市場は、米国の引き締めサイクルが終盤に差し掛かるとの観測が高まり、円が対USD(米ドル)で10円55銭急騰した。政府・日銀による円買い介入が実施されたにもかかわらず円安が進んだ、9・10月の円の下落幅(9円81銭)をすべて取り戻した。

為替相場の急旋回に戸惑った投資家が多かったと推察できるものの、その中においても相場動向を的確に捉えて資金を適切に振り向けた投資家もおり、個人投資家の取引スタイルの多様化がうかがえた。

※過去の調査結果は、マネ育ch(https://www.gaitame.com/media/)よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB

 


当社の最大の役割は、お客様にとって信頼に足るパートナーとして貢献すべく、価値ある情報を提供することです。外国為替のプロフェショナルという自負のもと、個人投資家の皆様が外国為替取引を行う際の一助となれるよう、さまざまな活動に取り組んでまいります。

本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社外為どっとコム総合研究所ならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。 Copyright©2022Gaitame.com Research Institute Ltd. All Rights Reserved. www.gaitamesk.com