■最新号はコチラ(22/10/19~)
目次
▼ドル/円の見通し
▼ドル/円の予想 まとめ
▼ドル/円見通し動画
ドル/円の見通し
早速ですが、ドル/円の60分足をご覧ください。このチャート形状を見て分かるように、かなり下落しています。139.90円付近から135円台まで大幅に下落しています。昨日に関しては、経済指標に注目が集まっていました。
1つめのPCEデフレーターは伸びが鈍化、2つ目のISM製造業景況指数は予想を下回って悪化となりました。これらを受けてドル売りが加速しており、135円を割ってきてもおかしくないような展開となっています。
そんな中で本日のトレード方針ですが、5分足に切り替えると分かりやすくなりますのでご覧ください。
まず今注目しているのがこの135.00円台~135.50円付近のレンジです。上下どちらにブレイクするか注目です。特にこの135円台はかなり意識される水準であり、下抜けた場合に関しては一段安となる可能性があります。
このあたりは意識されている水準でもありますので、レンジ下限付近で反発する可能性もあるものの、下抜けた場合に関してはドル売りが加速することも考えられます。したがって、下落後に戻しても135円が抵抗となって再び下落すところがあれば、そこは戻り売りを狙うという考え方です。
また、135円付近まで下落して反発するようならば、逆張りで買っていくという考え方もあります。損切りは135円を割れた時です。
反対に135.50円レベルについて、この水準まで反落するようならばWトップのような形状になりますので、さらに下落する可能性があります。上抜けた場合について、ヒゲを伸ばすだけということもありますので、終値でしっかり抜けるのか、方向感を見極めたいと思います。
これだけ大きく下落している中での調整が入っているような局面ですので、基本的には売りを狙っていきます。具体的には、レンジ下限を下抜けたときの追随売り、もしくは戻り売りのどちらかを行うという方針となります。
ドル/円の予想 まとめ
大きく下落する中、基本的には売りでのエントリーを考えたいところです。足元で135.00-50円レベルでレンジを形成しており、レンジ下限を下抜けたところ、もしくは上限上抜けに失敗したところは売りのエントリーポイントになります。
なお、本日は米11月雇用統計が発表されます(22:30予定)。発表時刻が近づくと売買を手控えるムードが広がって値動きが小さくなる恐れがあるほか、直後は指標結果を受けて神経質に動く恐れもあり、注意したいところです。
ドル/円見通し動画
番組紹介
外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、動画でチャート分析を行います。FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。
動画配信期間:2022/12/2~
💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):Twitter
https://twitter.com/gaitamesk_ueha
見通し・動画がもっと分かるようになる関連記事
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。