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ドル/円:下値リスクがより高い状態。137.50割れを見た場合は新たな下落リスクが点灯。140.60-70の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクがやや後退。



 

※年末年始の配信について
Daily Comment「週刊版」の配信は12/19号(12/18配信)までとし、年初は1/3号(1/3配信)から開始させて頂きますので、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

ドル/円:下値リスクがより高い状態。137.50割れを見た場合は新たな下落リスクが点灯。140.60-70の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクがやや後退。

直近の日足は陽線で切り返して続落を食い止めているが、上昇エネルギーの強いものではなく、また短期トレンドも弱い状態に変わりない。138.50-60,138.00-10に日足の下値抵抗があり、現状は終値ベースでこれらを守っているが、138円割れで終えるか137.50割れを見た場合は、新たな下げエネルギーが生じて135円方向への一段のドル下落に繋がり易くなる。短期トレンドは140.60-70の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に戻して、上値トライの動きがやや強まり易くなるが、この場合でも143円台に実体を戻して引けない限り、短期トレンドは“ドル強気”に変化しない。日足の上値抵抗は139.60-70,140.20-30,140.60-70に、下値抵抗は138.50-60,138.00-10,137.60-70にある。21日、120日移動平均線は143.13と140.21に位置しており、短期トレンドは“ドル弱気”の流れに変わりないが、200日線は133.96にあり、下値を支えた状態にある。 一方直近の週足は、上下にヒゲがあり、実体の小さい陰線引けとなった。この足の上ヒゲがより長く、上値トライに失敗した形となったことや、142円台の週足の上値抵抗にもぶつかっており、下値リスクがより高い状態に変わりない。現状は前週の安値を下抜けきれていないが、137.80以下で越週するか値動きの中で137.50割れを見た場合は135円方向への一段のドル下落リスクに注意が必要となる。今週の週足ベースで見た上値抵抗は、140.20-30,143.00-10,143.40-50に、下値抵抗は137.80-90,137.00-10,135.90-00,135.00-10にある。31週移動平均線は137.74に位置しており、週足の下値抵抗と重なって、強い下値抵抗として働いた状態にある。また、62週線は126.85に位置しており、中・長期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ドル買いは様子見か138.00-10まで引きつけて。損切りは新たな下落リスクが点灯する137.40で撤退。ドル売りは139.80-90で戻り売り。損切りは140.60で撤退としたい。 上値は139.50-60,139.90-00,140.20-30,140.60-70に強い抵抗があるが、全てクリアして終えれば、“ニュートラル”な状態に戻して141円超えトライの動きが強まり易くなる。この場合でも今年3月に付けた114.65を基点とするサポートラインを下抜けた位置で推移しており、これを上抜けて来ないと短期トレンドは大きく変化しない。このサポートラインの上値抵抗は、週初は142.60-70に、週末には143.10-20まで上がって来る。一方、10/21に付けた151.95を直近高値として上値も切り下げており、このレジスタンスラインの上値抵抗が142.70-80にあることから、143円台に実体を戻さない限り、下値リスクは後退せず、上値余地も拡がり難い。下値は、138.50-60,138.00-10,137.60-70に強い抵抗があり、下値余地が拡がり難い状態だが、全て切り崩して終えるか、137.50割れを見た場合は新たな下げトレンド形成の動きが強まり易くなり、135円方向へのさらなるドル下落リスクに注意が必要となる。この場合はオーバーシュートした場合の下値余地を最大で132~133円まで見ておく必要が生ずる。

ドル/円【日足】期間:2022/03/24~2022/11/25(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2019/10/11~2022/11/25(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:上下の抵抗を抜けきれない状態。一方向へ動き出す可能性にも注意。146円台で終えれば“ユーロ強気”に変化。143.80以下で終えた場合は一段の下落リスクが点灯。

直近の日足は実体が小さく上ヒゲのやや長い陽線引けとなり、続落を食い止めている。上値トライの可能性に繋げているが、10/21に付けた148.40を直近高値として上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、下値リスクを残した状態にある。この日足の上値抵抗は145.80-90にあり、これをクリアして146円台に実体を乗せて終えるまでは上値余地も拡がり難い。一方下値は、143.90-00に日足の下値抵抗があり、これを終値ベースで守っているが、143.80以下で終えるか、143.50割れを見た場合は、下値を切り上げて来た流れから下抜けて、下落余地がさらに拡がり易くなる。この場合は140~141円台の足元を固め直す動きが強まろう。日足の上値抵抗は145.00-10,145.50-60,145.80-90,146.50-60,147.10-20に、下値抵抗は143.90-00,143.50-60,142.50-60,142.00-10にある。21日移動平均線は145.37にあり、この下に入り込んで下値リスクがやや高い状態にあるが、120日、200日線は141.50と138.80に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 一方直近の週足は、実体が小さく上下にヒゲのある陰線引けとなり、続伸に繋げられずに越週している。下値を切り上げる流れに変化が認められないが、この陰線の上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗した形となったことや、10月に付けた148.40を基点として上値も切り下げており、この週足の上値抵抗が今週は146.50-60に位置していることから、これを上抜けて越週するまでは上値余地も拡がり難い状態にある。また、今週の週足ベースで見た下値抵抗が144.10-20にあるが、144.00以下で越週した場合は、短期トレンドが変化して、下値余地が拡がり易くなるので注意したい。この場合は140.50~141.00近辺までの下値リスクが点灯する。今週の週足ベースで見た上値抵抗は145.90-00,146.50-60,147.10-20に、下値抵抗は前述の144.10-20と142.30-40,141.80-90,140.80-90にある。31週、62週移動平均線は140.48と135.65に位置しており、中期トレンドをサポートしている。 今週の戦略は、ユーロ買いは下値リスクがやや高くなっているので、様子見か143.40に損切りを置くなら144.00-10で軽く買い狙い。ユーロ売りは145.10-20で戻り売り。吹き値があった場合の上値余地を145.70近辺まで見ておく必要がある。損切りは下値リスクが後退する146.10で撤退としたい。 上値は、145.10-20,145.50-60,145.70-80にやや強い抵抗が出来ており、上値余地が限られる展開が予想されるが、146.00-10の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクが後退して146.50-60,147.10-20にある強い抵抗をトライする動きが強まり易くなる。さらに147.20超えで終えれば、新たな上昇エネルギーを得て148円超えトライへ。下値は、143.90-00に日足の抵抗があるが、これを割り込んで終えた場合は、下支えを失って下落余地がさらに拡がり易くなり、143.50-60,143.10-20,142.50-60,141.80-90,141.50-60にある抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。この場合でも中期トレンドがまだ強いことや、今年3月に付けた124.40を基点とするサポートラインを守っており、この日足の下値抵抗が140円台前半に位置していることから、140円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となる。下値余地が拡がった場合でも141.00以下からの売りは慎重に臨む必要がありそうだ。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/05/10~2022/11/25(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

 

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